大の親日家としても知られるシンディ・ローパー。この記事ではそんな彼女の名曲を5曲ご紹介していきます。
シンディ・ローパーとは?
1953年 6 月22 日ニューヨーク市ブルックリン生まれのシンガーソングライター・女優。12歳の頃からギターに触れ始め、歌詞を書くようになる。
独特なファッションやメイク、少女のような快活な歌声で80年代初頭から世界的に活躍。
MTV初期のスーパースターであり、大の親日家としても有名。
Girls Just Want to Have Fun
シンディ・ローパーのメジャーデビューを華々しく飾った1曲は、1stアルバム「She's So Unusual」からのリードシングルとして1983年に発売されました。
全米ビルボードでは2位に入り、デビュー曲ながら世界的な大ヒットになりました。
「女の子も(男の子と同じように)楽しみたいだけよ」というタイトル通り、ポップで明るい曲調ながら女性の社会的地位について強いメッセージ性がある内容になっています。
MVにローパーの実母が母親役で出演しているのも有名なエピソードですよね。ほかの出演者も大半がボランティアだったこともあり、製作費はたったの3万5千ドルしかかからなかったとか。
そんなMVが話題になってグラミー賞を獲得してしまうんですから、わからないものですね!
聴くだけで前向きになれる、シンディの魅力が詰まった1曲。
Time After Time
「She's So Unusual」から2番目にシングルカットされたのが「Time After Time」です。
1984年6月に全米ビルボードチャートにて自身初の1位を獲得し、翌1985年のグラミー賞で最優秀楽曲賞にもノミネートされました。
デビューアルバムからいきなり世界的なヒット曲を連発するなんて鮮烈すぎますよね。才能の塊。
「Girls Just Want to Have Fun」とは対照的なバラードとなっており、とても感傷的な気分に浸れるラブソング。
MVも切ない内容になっていて、シンディが恋人らしき男性との別れを選び、電車に乗り込んで新しい街に旅立つんですが、車窓を眺める彼女の表情が良いんですよ。
ぜひMVとセットでチェックしてほしい1曲ですね。
Money Changes Everything
またまた1stアルバムからのシングルカット。ほんと名曲揃いのアルバムです。
しかし前の2曲とは違って、全米ビルボードチャートで最高27位とチャートのパフォーマンスは今ひとつでした。
「お金はすべてを変える」というタイトルからもわかりますが、どんなに親しい間柄でもお金によって関係性が変わってしまう悲しさを歌っています。
でもそれは逆説的で、実は「お金で買えないものだってあるんだ!」という心の叫びを含んでいるようにも聴こえるんですよね。
そんな歌詞も含めて、個人的には一番大好きな曲です。
上の動画はライブ時の映像なんですが、途中でファンの女性が舞台上のシンディーに駆け寄るアクシデントが起きてます。
でも彼女は一切慌てることなく、彼女を優しく抱きしめるんですよ。シンディ・ローパーという人の人柄や懐の深さをすごく感じるシーンでした。
The Goonies 'R' Good Enough(グーニーズはグッドイナフ)
映画「グーニーズ」の主題歌として発売された1曲。
全米ビルボードチャートでは最高9位ということで、映画もこの曲も売れ行きはそれなりだった様子。
元々は「Good Enough」というタイトルで、宣伝の都合上「Goonies」の部分をむりやり後付けしたらしく本人はかなり不満だったみたいですね…。
そういったこともあってか、人気曲にもかかわらず長らくライブでは披露されていませんでしたが、2004年のオーストラリアツアーにてようやく解禁されました。
アドベンチャー映画の主題歌らしく「現状を打ち破ろう!」という内容の応援ソングになっています。
日本に来ることがあったらライブでぜひ聴いてみたい曲ですね~。楽しそう。
True Colors
2枚目のアルバム「True Colors」に収録された同名のバラード。
全米ビルボードチャートで2週間連続の1位を獲得し、グラミー賞の最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞の候補作品となりました。
結果的に彼女が全米1位を獲得した最後のシングルとなっています。
お互いのColors(個性)を尊重しあえる、そんな世界であってほしいという願いのこもったバラードです。
この曲もまた、誰に対しても分けへだてなく接してくれる彼女自身の人柄が歌詞の説得力を増し、私たちの心に響く名曲となっているのだと思います。
まとめ
明るい歌姫シンディ・ローパーの名曲を紹介してみました。
東日本大震災の発生時、ツアーのため日本に向かう飛行機の中にいた彼女。帰国を望む周囲の声も振り切って日本に残り、いち早く支援を呼びかける声を上げてくれました。
2019年を最後に来日していませんが、いつの日にかまた日本で歌声を響かせてくれると信じています。
その時はなんとかチケットをゲットして現地参戦したいものですね~。
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