すでに6月に入りましたがゴールデンウィークの思い出を語ります。今さら感がすごいですが聞いてやってください。
今年のGWは10連休でした。旅行に出かけた方も多かったのではないでしょうか?改元ということで日本全国お祭り騒ぎでしたね。
こんなに長い連休は今後あるかわかりません。このチャンスを逃すわけにはいかない。
雨模様だったGW前半は自宅でパワーをたくわえ、令和初日の5月1日に出発。3泊4日の日程で、以前から行ってみたかった信州・北陸地方へ出かけました。
5/1 雨のなか大阪を出発。岐阜で一泊。
高速代をケチって名阪ルートで名古屋方面を経由。中央道に合流して、最初の目的地である諏訪湖周辺で一泊する予定。
毎度のことですが事前に宿は取ってません。毎回ぶっつけです。
一人だしホテルに片っ端から電話かけまくればだいたい何とかなるでしょ(フラグ)
雨の高速道路をひた走る。心折れる。
関西はジャンジャン雨が降ってましたが、天気予報によれば長野方面に近づくほど雨は止んでくるはず。カッパを着込んで雨風に耐え、ひたすら東へ向かいます。
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おかしい。
名古屋を越え、岐阜に入っても雨は止むどころか強くなるばかり。カッパもすでに意味をなさずパンツまでずぶ濡れ。
これはまずい…虚弱体質の僕のこと、ここで無理をすると初日から風邪をひいてリタイアもあり得る。あと寒くてもう走れん…。
屏風山PAで心が真っ二つに折れた僕は、震える手で近場のホテルに電話をかけまくりました。
すると30kmほど先の中津川市にある「プラザホテル栄」さんが一室だけ空いているとのこと。半泣きになりながら確保。
折れた心を奮い立たせて中津川へ。なんとか宿にたどり着きました。
駐車場でまさかの立ちゴケ。人の暖かさに触れる
ヘロヘロになりながらホテルに到着。屋根付きの駐輪場があるということで案内してもらいます。
やっと休める、暖が取れる…そんな気持ちが心の緩みになったのか、スタンドを出し忘れてまさかの立ちゴケ。やっちゃった。
あわてて引き起こそうとしますが体が冷え切っていて力が入らない。
途方に暮れかけていると、たまたま宿泊客の男性が通りがかり一緒に引き起こしてくださいました。
この弱小ブログではたぶん届かないと思いますが、この場を借りて心からお礼を申し上げたいです。本当にありがとうございました。
下がアスファルトではなく平らなコンクリだったので、バイクに大きなキズがなかったのが不幸中の幸い。
なんとか荷物を部屋まで運び、シャワーを浴びて一息ついてからコンビニで夕食を調達。
本来なら長野に入っていたはずの日程。早朝出発で挽回することに決めて、早めに寝ることにしました。
5/2 諏訪湖→ビーナスライン→白馬→富山でネカフェ泊。
ホテルで一泊して気力体力も復活。びしょ濡れになった服もエアコン全開でなんとか乾きました。天候も回復して絶好のツーリング日和です。
諏訪湖を眺めつつ白樺高原に向かう
この日は旅のメインイベントであるビーナスラインに向かいます。まずは中津川ICから中央道に飛び乗り諏訪湖SAへ。
高速降りて諏訪湖をグルっと回る…時間はなかったんですけど、サービスエリアからでも十分景色良かったからいいや。(言い訳)
雨上がりは空気が澄んでていいですね~。
まだ11時前でしたが、早めの昼食を取ることにしました。少し肌寒かったので豚汁そばで温まります。
休憩と写真撮影を終えて再出発。ビーナスラインに入る前に、白樺高原を一望できる夕陽の丘に行きました。
シラカバの木って関西じゃ見かけないんで新鮮でした。ほんと見渡すかぎり一面シラカバしかありません。
上の写真はXF18-55mmの広角側(フルサイズ換算27mm)で撮ってます。普段は十分かなと思ってますが、こういう場所に来るともっと広角が欲しくなりますね。
富士フイルムのレンタルサービスで借りて、次のツーリングで試してみようかな。
いよいよビーナスラインへ
そしてついに!念願のビーナスラインを走る瞬間が訪れます。
いちいち止まってカメラ出して撮るのめんどくさい!自分の視界を撮りてえ!笑
いやー、GOPRO欲しくなりました。
2000メートル近いところを縫うように走ってくんですけど、どこ見ても絶景でヘルメットのなかでうわーうわー言ってました。
信州にツーリングに出かけるなら外せないと言われるビーナスライン。心の底から納得です。
さすがにライダー多かったですね。ソロもマスもいっぱいいました。みんな楽しそうでなにより。
明日の予定を考え、富山を目指すことに
松本方面に向けて山を下り、休憩がてら今夜の宿泊先を考えることに。
明日は能登半島を走りたいと思っていたんですが、よくよく調べると長野から能登半島ってめっちゃ遠いんですね(今更)
しかも北アルプスを迂回していく形になるので、かなり走行距離が長い…。日本海に出るまで高速もない…。あれ、これマズくない?泊まるとこ決まってないし。
松本一泊は論外。できれば富山までは行っておきたい。時間はすでに3時を回っている…。
行けるか?
行くしかないんや!(自問自答)
色々ルートを検討した結果、148号線で白馬を経由して糸魚川に向かい、北陸道で富山を目指すことにしました。
半分以上下道を走っていく約200kmの強行軍。宿は決まってないけどとりあえず富山に入ろう。
北アルプスを横目に見ながらひたすら北上。白馬村で休憩を挟みながら糸魚川に向かい、北陸道へ。すでに19時を回っていて、あたりも暗くなってきました。
そして越中境PAで休憩中についに覚悟を決めます。そう、快活CLUB泊です。
海風で体が冷え、ガタガタ震えながら富山に向かって爆走。富山のインターを降りた頃には20時を過ぎていました。
とりあえずマクドナルドで夕食を済ましてから快活CLUBにイン。
この辺もう疲れてて写真を撮る気力もなかったです。笑
駐車場には同じようにツーリングしてるっぽいバイクがいっぱい停めてありました。快活CLUBはライダーの救世主。
喫煙コーナーしか空いていなかったのでタバコの臭いとおっちゃんのイビキに耐えながら就寝。
長くなったので3日目の様子は後編に続きます。