前回のブログ更新から半年ほど期間が空いてしまいました。
実はこの間に人生2度目の休職に入り、もうすぐ5か月が経ちます。現在も復職に向けて療養中です。
最初の休職については以前書きましたが、復職から半年経たず再発してしまったことになります。
ようやく体調が安定してきて気力も少し戻ってきましたので、この辺で今回の休職についてブログにまとめてみようと思いました。
異動から約2か月で適応障害を再発
これまでの経緯を簡単に。
2022年9月に今の会社に転職して横浜に着任してバリバリと仕事をしていましたが、2023年6月に適応障害と診断され1か月の休職となりました。
上司との話し合いの結果、環境を変えたほうがいいだろうとの結論になり浜松への転勤が決定。
2023年10月より新天地での生活を始めたものの、11月に入ったころから再び体調が悪化。
医師より適応障害の再発と診断され、12月より再度休職となり現在(2024年4月)に至ります。
現在は体調も回復してきており、行政機関にてリワークプログラムを受講しながら復職に向けて一歩ずつ段階を踏んでいる状況です。
産業医の勧めもあり、今回の休職期間は復職を焦らず、時間をかけて療養することに専念させてもらっています。
回復度合いやリワークプログラムの進捗しだいですが、9月頃に復職できればいいな、ぐらいの感覚で過ごしています。
再発した理由を考える
体調が安定してこれまでを振り返る余裕も出てくると、「なぜ再発してしまったのだろう」という疑問が。
産業医・主治医・カウンセラーなどいろんな方と話す中で、いくつか理由が思い浮かびました。
そもそも1度目の休職期間が短すぎ
横浜での1度目の休職では、結果的に1か月という短期間で復職することに。
しかし2度目の休職をすることになり、今の部署の産業医と面談した際、この1度目の対応に疑問があるとのお話が。
確かに1か月休めば多少気分が回復したように感じるが、しっかり治りきるにはあまりにも短いとのこと。
また、復職させるにあたり慣らし出社などの対応をとった形跡も見られず、通常業務にそのまま復帰させたこともよくわからないと仰っていました。
環境の変化
異動・転勤による環境の変化で症状の改善を図ろうとしたわけですが、これも結果的に裏目に出ましたね。
上で書いたとおりしっかり治りきっていない状態でまた大きな環境の変化があったわけで、その負荷に耐えられる体調ではなかったなと。
また、新しい部署での業務は自分にとって全く初めてのもので、同じ営業職といっても知識に関しては新卒レベルからスタートでした。
上司からはゆっくり覚えていってくれればいいと言ってもらっていたものの、年齢的にも立場的にも早く仕事を覚えなければという焦りがあったことは否めません。
初めて住む土地で相談できる友人もおらず、職場でもまだ人間関係ができていない中で孤独を深めてしまったなと思います。
自分の性格
真面目にやらなければ、早く一人前にならなければというプレッシャーを自分でかけすぎました。
これは今に始まったことではなく、昔からの性格なのですが…。
「完璧を目指さず、ゆるくのんびりやろう」と常々言い聞かせているんですが、気が付くとついつい自分を追い込んでしまっているところがあります。
また「自分がどうしたいか」ではなく、「周りにどう思われるか」を行動の基準にしていたところも原因の一つだと思います。
他人に嫌われたくない、揉め事を起こしたくない、それなら自分が我慢すればすべてうまく行く、という思考からどうしても抜け出せませんでした。
幸いこれらの考え方のクセを自覚することはできているので、いま受けているカウンセリングやリワークプログラムを通じて少しずつ改善していき、再発を予防できるようになりたいですね。
復職に向けて思うこと
上でも書いたとおり、今は9月ごろの復職に向けて歩みを進めています。
元の部署にそのまま戻る可能性が高いと思うんですが、実際どうなるかはまだわからないです。
組織的な事情とかを一切排除して自分の希望だけを言えるなら、やっぱり大阪に帰るのが一番いいと思っています。
信頼できる主治医がおり、家族や友人がおり、何より住み慣れた環境ですから。
今住んでいる浜松は気候がよく、人がやさしく、食事も美味しい、とてもいい街です。
だけど、病気のことを考えるとまた孤独に陥るんじゃないかと少し怖いんですよね。一から医者を探さなければいけないのも不安だし、友人も少ない。
健康なときなら何も問題なく楽しく過ごせると思うんですが、今の自分では少し自信がないかなと思ってしまいます。
それなら関東のほうが友人や知人が多いし医者の選択肢も多い。
だからいっそ関東に戻るほうがまだいいのかなと考えることもありまして。(すごく勝手なことを書いている自覚はあるのですが…)
その辺はこれから会社と面談する機会もあるので、いちおう自分の考えだけは伝えてみようと思っています。
組織編成がそう都合よくいかないのはよくわかっているしワガママを言うつもりもないですから、ダメ元ですね。希望を言うだけならタダなので。
あまり先のことを考えても仕方ないですし、結局なるようにしかならんということで、今は療養と回復に努めてます。
まとめ
またメンタルの問題で休職となってしまったわけですが、結果的にはこの段階でいったん人生を立ち止まれたのはいいことなのかなと捉えてます。
僕はいま30代半ばで、20代の頃に経済的・家庭環境的に苦しく辛い日々を長く経験しました。
当時から心身にSOSサインは出ていたと思いますが、それに気づかないようにして突っ走ってきたツケが今出ちゃってるんですよね。
当時はそうせざるを得なかったので後悔はないですが…
今回の件は「この辺で自分の心身を見つめなおし、ゆっくり休ませてやりなさい」という意味で、いい機会をもらったのかなと。
この先楽しく生きていけるように、今は焦らずゆっくりと休もうと思っています。