山を登る魚

山を登る魚のようにジタバタしながら生きてます

【11/14】DDTプロレスリング「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ in Osaka」観戦レポート

例のアレのせいで気づいたら2年遠ざかっていましたが、ご縁があって久々のプロレス観戦にお誘いいただきました。

現地観戦は2019年夏のZERO1火祭り以来ですね。あの時のカードも熱かった。

yamasakana.com

今回は各試合を写真で追いながらの大会レポート記事となります!

このご時世、どの団体もいろんなことに苦慮しながら運営されているはず。少しでもその助けになるよう気合い入れて書いてます。

当日の対戦カードなど詳細はこちらから。

入場~会場の紹介まで

試合会場は阪急・庄内駅から国道176号線を渡って10分ほどのところにある「176BOX」

私はこの大会まで知らなかったんですが、格闘技を中心に色々イベントをやっている会場みたいです。

実はこのDDTの大会のあと、夜からも別の格闘技の大会が入ってました。

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ちなみに地元の人は176号線のことをイナロクと呼ぶので、176BOXも「イナロクボックス」と読みます。

開場30分前には開場前に着いてたんですがもうこの熱気。

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コロナ対策のため、チケット裏の半券(もぎって渡すほう)の裏に個人情報を記入してから列に並び、入り口で検温してから入場です。万全の対策でやってます。

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会場全体の写真を撮るのを忘れてました。だいたい小学校の体育館ぐらいの大きさですかね。それよりちっちゃいぐらいかも。

座席の間隔はしっかり取ってありました。手が微妙に届かないぐらいの距離感ですね。

私は最前列ではなく2列目の席でしたが、会場のサイズもあってリングや選手との距離感はかなり近いように感じました。この距離感の近さはこのぐらいの規模の団体の良さですよね。

試合観戦のお供にはオペラグラスもオススメですよ。1本持っておくと色んなイベントで活躍してくれます。

ちなみに私の相棒はこいつです。

前説中にハプニング(?)発生!

まあ事前に高木大社長と男色ディーノの間でこういう前フリがあったわけなんですが。

リングアナとともに当日の試合紹介を行っていた今林GMのもとに、フェロモンズの2人が予告通り襲来。

しかしその内容は強制的に人質に取るのではなく、今林GM自らの造反を促すものでした。

「日頃からいいように朝から晩までこき使われ、大社長には恨みもあるだろう?」

「我々も手荒な真似はしたくない。友好的にこちら側につかないか?」

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熟練の話術で言葉巧みに今林GMを勧誘するディーノ。もちろん大社長も黙って見ているわけがなく、ここで登場してフェロモンズと対峙します。

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しかし、待っていたのは今林GMの造反という衝撃的展開。「もううんざりなんだよ!」と言いながらフェロモンズとともに退場するGM。「GMは少し疲れてるだけなんだ!(諸説あり)このあとの試合で必ずGMを取り返します!」と宣言して大社長も退場。

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前フリもしっかり効いたところでようやく第1試合が開始です。

各試合レポート

3WAYタッグマッチ 遠藤哲哉&岡田佑介 vs 大鷲透&石田有輝 vs 勝俣瞬馬&小嶋斗偉

すみません、私の勉強不足でこの6人に関しては全く予備知識がない状態でした。でも試合は第1試合とは思えないほどしっかり構成されていて面白かったです。

大鷲選手の小言で会場を笑わせるなどコミカルな面もありつつ、最後はしっかりプロレスして締めてくれました。

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DDTのコミカルとガチのバランスの良さが詰まった3WAYマッチでしたね。

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特に石田有輝選手、まだデビューして1ヶ月ですがちゃんとレスラーしていてすごいなと思いました。彼のこれからにも注目したいと思います。

男色“ダンディ”ディーノ&飯野“セクシー”雄貴 vs 高木三四郎&高鹿佑也

冒頭でしっかり前フリを効かせての第2試合、フェロモンズと高木大社長&高鹿選手のタッグマッチです。

まずは大社長の入場。地元豊中開催ということもあり万雷の拍手で迎えられます。

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続いてフェロモンズの入場。ディーノ様、いい表情してるぜ。

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フェロモンズに寝返った(?)今林GMの「大社長、こないだ痛めた脇腹治ってないぞ!」との情報をもとに、試合はフェロモンズが一方的に大社長の脇腹を攻める展開に。

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ついには今林GMをリング内に呼び込み、決別のパイプ椅子攻撃をするよう要求します。

パイプ椅子を振り上げるGM、しかし「できないよ!社長は俺の恩人なんだ!」と攻撃しないGM。それに詰め寄るディーノ。

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最後は見切りをつけたフェロモンズがGMを黙らせる(意味深)すると、飯野“セクシー”雄貴のセクシーデスロックで高鹿からギブアップを取り完勝。

この状況に怒りの大社長は、12月18日の名古屋大会で行われる大仁田&高木&クロちゃんの電流爆破デスマッチの対戦相手にフェロモンズを指名、KO-D6人タッグ選手権試合として行うことを宣言しました。

どうなることやら。

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Aブロック公式リーグ戦 吉村直巳 vs 火野裕士

ここからはD王 GRAND PRIX 2021公式リーグ戦です。まずは火野選手から入場。

記事の最初に書いたZERO1火祭りにも出場していて、その時からファンなんですよね。分厚い身体、クールな表情、かっこいい。

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対する吉村選手もD王GP最重量のヘビー級レスラー。アツい肉弾戦が期待できそうです。

試合は力比べからグラウンドの攻防。

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さらにはチョップの打ち合いへ。パーンではなくドスーンという重低音が会場に鳴り響くド迫力のチョップ合戦でした。

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両者フラフラになりながらも立ち上がる瞬間。火野選手、カメラ目線ありがとうございます。笑

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最後は火野選手がFuckin'BOMBでフォール勝ち。貫禄を見せつけました。

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Aブロック公式リーグ戦 上野勇希 vs ボディガー

今日の大会に誘っていただいた方の推しレスラー、ボディガー選手の登場です!

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対戦相手の上野勇希選手は体重80kgと出場選手中最軽量の26歳。ボディガー選手とは体格は一回り、年齢は二回りも違う対称的な両選手の対戦でした。

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試合は持ち前のパワーでボディガー選手が終始押し気味の展開。

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上野選手もノーザンライトスープレックスなどでなんとか形勢逆転をはかりますが、ことごとく跳ね返されます。

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グロッキー状態の上野選手を待ち構えるボディガー選手。試合を決めにかかります。後ろ姿がカッコよすぎる。

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立ち上がった上野選手に対し、渾身のハイキックが炸裂!

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これで完全に立ち上がれなくなった上野選手に対し、ボディガー選手がライジングドラゴン!最後はレフェリーストップで勝利となりました。

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先ほどの火野選手と同じく、圧倒的なキャリアの差で貫禄を見せつけた試合と感じました。

Bブロック公式リーグ戦 クリス・ブルックス vs MAO

どちらも90kg以下の軽量級選手ということで、スピーディーで鮮やかな試合展開になるのかなと思われましたが…

冒頭からエプロンサイドでの謎の場外(?)戦を展開。松井レフェリーも困惑。

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その後もリング上でプロレスが行われることはなく、キャットウォークを駆け回る、本当の場外(会場の外)でやり合うなどやりたい放題。

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そら宣伝タイムも入りますわ。松井レフェリーの顔好き。

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最後はMAOを頭からゴミ箱に突っ込んで、クリスがリングアウト勝ち。前2試合の重厚感から一転、こういう試合も観られるのがDDTのいいところですね。

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Bブロック公式リーグ戦 竹下幸之介 vs HARASHIMA

現KO-D無差別級王者の「絶対王者」竹下選手に対し、目下3連敗中と今大会いいところがないHARASHIMA選手。なんとか一矢報いたいところ。

正統派同士の対戦らしく、序盤はグラウンドでのジリジリとしたやり取り。

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HARASHIMA選手が雪崩式のブレーンバスターで一気に優位に立ったかと思いきや。

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竹下選手もブルーサンダーで反撃。一進一退の攻防が続きます。

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蒼魔刀をかわしてロープに走る竹下選手に対し、HARASHIMA選手の延髄斬りが炸裂。

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そのままチキンウイングアームロックに移行、リバースのフランケンシュタイナーも見事に決まり、一気に試合の流れを持っていったかに見えましたが…

そこはさすが竹下選手、しっかりと相手の技を受け切りつつ、最後は蒼魔刀をかわしてのロールスルー・ジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪い勝利。

猛攻を受け危ない場面もありましたが、さすがチャンピオンという見どころ満載の好試合でした。2019年以来の優勝に一歩近づく大きな1勝ですね。

対するHARASHIMA選手はこれで4連敗。今回は苦しい大会となってしまいました。

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Bブロック公式リーグ戦 樋口和貞 vs 岡林裕二 (メインイベント)

本日のメインイベントは体格抜群の両者の対決。好試合のニオイがプンプンします。

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場外乱闘もド迫力。松井レフェリーの顔好き。

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序盤~中盤は絞め技・関節技での攻防が中心。力比べですね。

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「ピッサリ」岡林選手がアルゼンチン・バックブリーカーを披露すれば、

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「何がアルゼンチンじゃコラ!」と叫びながら、樋口選手も負けじとカナディアン・バックブリーカーに行こうとしますが、岡林選手が重すぎてここは失敗。

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ここからはまさに肉弾戦。体と体のぶつかり合いです。まずは衝撃のWアイアンクロー。

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岡林選手が雪崩式ブレーンバスターを打てば…

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樋口選手もお返し。

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さらにここから逆水平の打ち合いに。火野vs吉村戦以上のものすごい音が会場に鳴り響いてました。

写真なんで2枚に収めてますが、岡林選手が「しつっこいなコラ!」「倒れんかぁ!」と絶叫するほどの長く激しい打ち合い。

樋口選手の粘り、ド根性、負けん気がものすごく伝わってきました。

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しかし最後は力尽き、岡林選手がパワーボムからのゴーレムスプラッシュで3カウントを奪い勝利。優勝に望みをつなぎました。

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さすがメインイベントという熱狂必至の激アツな試合でした。

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岡林選手の豪快なマイクパフォーマンスで大会は無事終了。ピッサリ!!!

まとめ

大会終了後は物販タイムにボディガー選手とご挨拶させていただいたり、憧れの火野選手と会話してオリジナルステッカーを購入したり、男色ディーノ様とチェキを撮っていただいたりと楽しいひとときを過ごしました。

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久々のプロレス観戦、さらにDDTは初観戦でしたがやっぱりプロレスって面白いなぁと実感しましたね。

DDTだけじゃなくて、色々な団体が厳しい状況のなか頑張ってますからね!私もまたプロレス熱が再燃しそうなので、応援しに行きたいです!

興味のある方はぜひ現地観戦して、一緒に熱くなりましょう!