新しいレンズほしいなーと思って富士フイルムのサイトを見ていると、レンズの名前にRとかOISとか謎のアルファベットが付いているのに気づくと思います。
実はこれを理解すると、レンズにどんな機能が付いているのか一目でわかるようになるんです!
今回はこの謎のアルファベットたちが何を意味しているのか、実際のレンズも使って解説していきますね。
アルファベットの意味を解説!
R ⇨ Ring(絞りリング)
Rは絞りリングです。わかりやすいですね。
カメラの撮影モードが絞り優先もしくはマニュアルのとき、レンズの絞りリングで絞りを調整することができます。
この数字の下のギザギザした部分です。このリングを回すときのカチカチ感がクセになっちゃって、意味もなくカチカチしてしまいます(笑)
ダイヤルをAに合わせておけばオートで絞りを調整してくれますよ。
WR ⇨ Weather Resistant (防塵・防滴)
WRの記載があるレンズは、防塵防滴性能を備えています。
同じく防塵防滴性能を持ったカメラ本体に取り付けることによって、小雨やホコリの舞う環境下でも使用することができます。
覚えておきたいのは、完全防塵・完全防水ではないということです。
あくまでも多少の小雨などに耐えられるというだけであって、ずぶ濡れになることは想定していないので注意しましょう。
同じ35mmの単焦点でもWRの付いているものと付いていないものがあります。
- XF35mmF1.4 R
- XF35mmF2 R WR
F1.4には防塵防滴性能がありません。街歩きでスナップ撮影ぐらいであれば問題ありませんが、問題は旅行やアウトドアなどどういう環境下で撮影するかわからないケース。
そういった場合はF2のほうを選択するのもアリです。気兼ねなく安心して使えますからね。僕はこちら派でした。
XF35mmF2については以下の記事に作例とレビューを載せています。
OIS ⇨ Optical Image Stabilizer (光学式手ブレ補正機構)
レンズ名称にOISが含まれるものは、手ブレ補正が付いています。
富士フイルムのカメラにはX-H1以外に手ブレ補正機能はありません。初心者としてはせめてレンズだけでも手ブレ補正は欲しいところ。
多くの方が最初に使うレンズであろうXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS にはちゃんと付いてますので安心です。さすがキットレンズ。
使うときは忘れずに手ブレ補正機能のスイッチをONにしておきましょう。知らない間にOFFになっていて、一日中そのまま撮ってたことがありました。
LM ⇨ Linear Motor (リニアモーター)
レンズ内にはモーターが搭載されており、オートフォーカスが動作する際に駆動します。
モーターにはいくつか種類があるのですが、特にリニアモーターを搭載しているレンズにはLMの記載がされています。
リニアモーターはフォーカスの際の駆動音が静かで、AFも高速という特徴があります。
PZ ⇨ Power Zoom(電動ズーム)
PZの記載があるレンズは、電動ズームレンズです。電源を入れると撮影可能位置までレンズが自動で繰り出します。
コンパクトデジカメの感じを思い出してもらえると分かりやすいですね。
動画撮影などの際、リングを回して手動でズームすると寄ったり引いたりが速すぎて見づらい映像になることがあります。
フジノンの電動ズームレンズは高速/低速を設定できるため、滑らかなズームが可能となっています。
もちろん写真撮影にも使えますが、比較的動画に強いレンズだと言えるでしょう。
まとめ:それぞれの特徴を把握して、自分に合ったレンズ選びをしよう。
例えばXF16-55mmF2.8 R LM WRとXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS を比較してみると、16-55mmには手ブレ補正機能がなく18-55mmにはあるということがわかりますね。
「僕はボディ側に手ブレ補正のないX-T3を持っているから、18-55mmのほうがいいかな」「わたしはX-H1だから画質優先で16-55mmでも良さそう」
といった検討の仕方ができるわけです。
ざっくりと頭に入れておくとレンズ購入の際に比較検討しやすくなりますので、ぜひ覚えておきましょう!