山を登る魚

山を登る魚のようにジタバタしながら生きてます

1年後、今の会社を辞めることに決めた

今の部署でメンタルダウンして適応障害と診断され休職、異動を願い出て浜松への転勤が決定。

この10月から新たな環境で働くことになりました。

yamasakana.com

とりあえず住むところを決めないと何も始まらないので、今日ちょうど内見を終えて帰ってきたところです。

新天地での勤務も拠点も決まって希望に満ち溢れているかと思いきや、私の心はモヤモヤでいっぱいです。

新しい業務や職場への不安

これは転勤・転職には付き物、とわかってはいるもののやっぱり不安ですね。

ちゃんと新しい職場に馴染めるのか、自分の能力でこなせる業務なのか…

考えても仕方ないこととわかっていてもなかなか頭から離れません。

一度メンタルの疾患を抱えた以上、無理が効かない身体になった自覚があります。

残業ありきのハードワークに耐えられるとは思えず、そういう職場だと長く続けるのは難しいだろうなぁと思います。

「攻め」か「守り」か。営業スタイルが自分と合っているかが大事

社会人になって10年以上、ずっと営業マンとして働いてきました。

でも一度も自分が営業に向いていると思ったことはありません。

それどころか就活生時代は一番やりたくない職業ランキングNo.1でした。(なぜ営業マンになったかは長くなるので別記事でまとめます)

それでも続けてこられたのはなぜだろう…と、ある時に考えたことがありました。

そのときに自分の中で出た結論が「その会社の営業スタイルが自分と合うかどうか」でした。

営業職と一口に言っても「攻めの営業」「守りの営業」があると考えています。

生命保険や投資用マンションの営業のようなインセンティブ盛り盛りのゴリ押し系営業はわかりやすい「攻め」ですね。

新規開拓系は全部「攻め」かというと実はそうでもないんですが、まあほとんどはそう言っていいかなと思います。

一方、「守りの営業」はどういうものかというと、

  • 代理店やユーザーを定期的に訪問してニーズを吸い上げる
  • 既存の売上を減らさないようにフォローする
  • 新しい商品を紹介して実績を底上げする

こんな感じのいわゆる代理店営業、ルートセールスなんて言われる職種ですね。

営業マンとして売上数字を上げる必要がある点は「攻め」も「守り」も同じです。

だから「守り」という言葉が正しいかはわかりませんが、対比としてわかりやすくするためにこう呼んでいます。

私は「攻めの営業」を3年間、「守りの営業」を10年間やってきました。

振り返ってみると、自分は完全に「守り」に強い営業マンでした。

定期的にお客さんと顔を合わせ、世間話も交えつつ仕事の話をして、少しずつ信頼してもらえるようになり、うまく貸し借りを作りながら取引をしていく。

信頼を積み上げてお客さんと仲良くなっていく、この過程がたまらなく好きなんです。

今の職場では、もちろんコロナの影響もありましたが数字や理屈の話が先行して社内外の人間関係がかなりドライでした。

これが一番しんどかったんでしょうね。

果たして異動先の営業スタイルがどうなのか、入ってみないとわからないところだらけです。

だから不安が尽きないのだろうなというのが今の結論ですね。

不安を鎮めるために「1年後に会社を辞める」と決めた

この不安とモヤモヤをとにかく鎮めるためにはどうすればいいか、この2週間ほどもがいていました。

昨日、浜松での内見を終えてから少し時間があったのでアクトタワーに行きました。

誰もいない45階の展望フロアでボーっと景色を眺めていました。

久々に少し頭を空っぽにする時間ができたように思います。

そのとき頭に浮かんだのが「1年後に会社を辞める」と決めてしまうことでした。

  • とりあえず1年やってみよう。ダメなら潔く大阪に帰って、自分らしく働ける仕事をまた探そう。
  • 辞めてもしばらくやっていけるだけの蓄えはあるし、たぶんこの1年でもう少し貯められる。
  • この1年でこっそり転職に向けた情報収集や勉強もやっておこう。
  • どうせ辞めるんだから周りに気を使いすぎなくていいし、過剰に適応しようとしなくていい。
  • 1年経ったときに、もうちょっと行けそうだなと思ったら半年ぐらい延長してみよう。

そう考えたら、スッと胸のつかえがおりて気持ちがだいぶ楽になりました。

これがきっと今の自分に最適な考え方なんですね。

まとめ:支えになっている恩人の言葉

最後に、私の恩人である方から頂いて今でも大切にしている言葉を記事のまとめにします。

「会社はあなたを利用してるんだから、あなたも会社をうまく利用したらいいのよ」

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。