甘いマスクに優しい歌声のリードボーカル「ダリル・ホール」と、エレキギターの音色とおどけたパフォーマンスにシブいバックボーカルが魅力の「ジョン・オーツ」。
コンビネーション抜群な二人の名曲を5つご紹介します。
Wait For Me
僕が彼らのことを大好きになったきっかけの曲です。
営業で外回り中、カーラジオから聴こえてきたこの曲のイントロに釘付けになってしまいました。
ダリル・ホールのボーカルが本当にキレイで感動しましたし、動画を見たらイケメンだったので2度驚きましたね。笑
もともとブルー・アイド・ソウルと呼ばれてそれなりにヒットを飛ばしていた彼ら。この曲が収録された8thアルバム「X-Static」はポップ路線に転向した最初のアルバムでした。
しかし売れ行きはイマイチ。僕はこの辺りの曲のほうがむしろ好きなんですが…。
シングルカットされたこの曲もビルボードチャートでは最高18位と伸び悩みました。
ダリル本人が「もうちょっと売れても良かったのに…と思った曲」でWait For Meを挙げてるインタビュー記事を見たことがあります。僕もそう思います。笑
歌詞の内容はタイトルどおり「彼女の元を去ることになった自分を待っていてほしい、お願いだ」という曲ですね。
Private Eyes
SONYのデジタルカメラ「サイバーショット」のCMに起用されていたので、日本ではこの曲が一番有名だと思います。
僕自身、この曲に馴染みがあったからこそ彼らの世界にスッと入っていけました。
1981年に発売されたこの曲は2週連続で全米No.1を獲得するメガヒット。
この年は最大のヒット曲「Kiss On My List」と「Private Eyes」、さらに「I Can't Go for That (No Can Do)」と3つの作品で1位を獲得するという、充実の一年でしたね。
MV内で探偵に扮しているとおり、歌詞の内容は「疑心暗鬼になった男が疑いの目線で女を見ている」「俺はお前の嘘に気づいているぞ」というもの。ちょっとコワいですね。
Possession Obsession
普段はダリルの影に隠れがちなジョン・オーツが、メインボーカルを務めた貴重な1曲。
ジョンのボーカルってめちゃくちゃシブくてカッコいいんだな~と驚きましたね。ジョンやるやん!カッコいいやん!って感じでした。
あとMVでジョンはタクシードライバー役になってるんですが、動きがいちいちひょうきんで面白いんですよ。その辺も観察しながら見てもらいたいですね。笑
売上としては全米30位と低調だったんですけど、MVも含めて個人的には1・2を争うぐらい好きな曲です。
和訳の難しい歌詞なんですけど、「モノや金を持つことに執着しすぎると大事なものを見失うよ」って意味だと僕はとらえてます。
Did It in a Minute
1982年に10thアルバム「Private Eyes」からシングルカットされ、全米9位を記録した曲です。
この曲を好きになったきっかけは完全にサビのインパクト。
「you did it, you did it」と繰り返すところが「ディディチュ、ディディチュ」に聴こえるんですよね。曲調も明るくて口ずさみたくなるフレーズです。
カラオケで歌いたいホール&オーツの曲ではぶっちぎりの1位ですね。
歌詞も「恋に奥手な自分だったけど、君との出会いが一瞬のうちに僕を変えてしまったんだ!」というすごく前向きで明るい内容です。
朝に聴くと爽やかな気分で一日をスタートできます。オススメですよ。
Out Of Touch
12thアルバム「Big Bam Boom」からのシングルカット。1984年に発売され、2週連続で全米No.1シングルとなりました。
結果的にビルボードホット100での最後のNo.1獲得曲になっています。
ブライアン・アダムスの記事でもちょっと触れたんですが、実はこの曲も「グランド・セフト・オート バイスシティ」内のラジオで流れてた曲なんですよ。
あのゲームが僕の洋楽ポップス好きの原点と言っても過言ではないですね。BGMを選曲した人とはいい酒が飲めそうです。
この曲もMVがけっこう印象的です。ダリルのカッコよさとジョンのユーモラスさっていう2人の魅力が存分に詰まってます。
彼らの曲の中で一番聴き込んでる、一番好きな作品です。
まとめ
見た目も性格も真反対なんだけど、すごくバランスが取れてるこの2人。
ダリルの性格についてジョンが語ってる記事を以前に読んだことがあるんですが、見た目通り「王子」そのものらしいです。笑
人当たりの良さそうなジョンは気苦労が絶えなかったんじゃないかと想像します。それでもこれだけ長い期間活動を続けていられるのは、お互いの相性がいいんでしょうね。
とてもポップで聴きとりやすい曲が多く、洋楽初心者でも入っていきやすいんじゃないかなと思います。
オリジナル・アルバムなら「Private Eyes」あたりからがオススメです。活動期間が長めなのでベスト盤から入るのも全然アリですね。
今回挙げた曲以外にもいい曲がたくさんあるのでぜひ聴いてみてください。
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80年代に活躍した他のアーティストたちのおすすめ曲についても記事を書いています!