気がついたら総資産1000万も見えてきた。
さすが最もシンプルにして最強の資産運用法、インデックス投資である。
つみたてNISA制度開始とともに楽天VTIを買付開始
2018年1月からスタートしたつみたてNISA制度。
実はそれ以前から特定口座でインデックスファンドで積み立て運用はしていた。確かe-maxisの8資産均等とかだったと記憶している。
ただ、つみたてNISAの「確定利益に税金がかからない」というメリットがデカすぎるのでこれを機に資産を移行。
前々から米国株に投資したいと考えており、楽天VTIの一本に絞って限度額一杯の33,333円を毎月積み立て始めた。
「何も考えない、何もしない、ほったらかし」が最強
私は基本的に飽き性な人間である。
ブログもこれまで何度も作っては消し、作っては消しの繰り返し。まともに続いた試しがない。
更新頻度こそ空いていても、このブログが続いているのは奇跡なのだ。
そんな私がなぜ資産運用を5年間も続けられたか。
それは私が何もしていないからだ。何もしていないのだから飽きようがない。
私がやったのはただネット証券の口座を開設し、楽天VTIを毎月5日に33,333円自動的に買い付けるよう設定したことだけだ。
それ以外、本当に何もやっていない。ここ最近はネット証券にログインすることすらしていない。
すべてほったらかしである。
インデックス投資を始めたきっかけ
ゆくゆくまとめて記事にでもしようと思うが、とにかくお金には苦労した20代だった。
まだ大学生だった2008年秋、リーマン・ショックによる未曾有の大不況が世界を襲った。
我が家にもその影響は及び、父が経営していた会社は破産。破産宣告書と入れ違いのように父は蒸発した。
結婚して家庭に入って以来専業主婦の母、まだ大学生の私と高校生の弟。一家路頭に迷うとはこのことである。
就職市場も当然冷え切っており、家庭はボロボロでメンタルも不安定。
そんな状態でまともに就活できるはずもなく、正社員の内定が出ぬまま大学を卒業。私はフリーターになった。
それでも毎月決まった金額を家に入れることだけは絶対に欠かさなかった。もう意地だったように思う。
一番キツいときは昼飯を買う金もなかった。出勤前にコンビニで100円のおにぎりを一つ買って、飲み物は職場の給湯室で誰かが沸かしてくれた急須のお茶を飲んでいた。
もう絶対にお金で苦労したくないと思っていろんな投資本やブログを読み漁っていたのがこの頃だったと思う。
その後ようやく正社員として採用され(ブラック&安月給だったが…)固定でお金が入るようになった。ほんの少しずつではあるが貯金もできるようになっていた。
そこで出会ったのが、当時まだそこまで注目されていなかったインデックスファンドへの積み立て投資だったのだ。
これだ!と思った。虎の子のお金をギャンブルのような投資に使うのはもってのほかだし、相場を見て株を買うなんて芸当が素人の自分にできるはずもない。
そんな自分でもこの方法なら、例え時間はかかっても、ただ漫然と貯金するよりはコツコツと資産が増やせるんじゃないかと直感した。
そしてそれは正しかった。正しかったのだ。5年半後の私のマネーフォワードが証明している。
さらに言えば、FXや仮想通貨を激推しするブログが雨後の筍のようにポコポコ生えてきては消えていったなか、インデックス投資界隈のブロガーの皆さんは今でも活動している。
市場から退場せず、生き残っているのだ。何よりの証左ではないか。
新NISAが始まっても何も変えない
リーマン・ショック級とは行かずとも世界的な景気後退はまたいつかやってくるだろう。
そうなればいま好調な投資信託も一時的に大きく資産価値が下がる。これは当然想定されることだ。
それでも私はコツコツと積み立て続ける。何も考えず、何もしない。むしろ安く口数が買えてありがたいぐらいのものだ。
2024年からは新NISA制度が始まるが、基本スタンスを変えるつもりはない。自分が負えるリスクの範囲内で淡々と買い続けるだけだ。
手前味噌ではあるが、私がインデックス投資を学ぶにあたり参考にさせて頂いたブログや本を下記にまとめさせていただいた。
つみたてNISAやインデックス投資に興味はあるが何から手を付けていいかわからない、という方にオススメである。
まとめ
参考文献
2009年の本なので内容は古いが、インデックス投資とは何か?その基本を知るには最適な一冊。
私自身も思い入れが深く、カン・チュンドさんは心の中で師匠と呼んでいる。
参考ブログ
当時めちゃくちゃ勉強させていただいたDr.ちゅり男さんのブログ。今でも更新されているのが本当にすごい。
インデックス投資だけでなくクレカの選び方など身近な節約術も学べる。現役のお医者さんなので健康ネタもあるのが地味に嬉しい。
心の師匠、カン・チュンドさんのブログ。
一つ一つの記事は短いが、インデックス投資に対する捉え方・マインドの持ち方をわかりやすく説いてくれている。
久々にブログを拝見したが、今でもスタンスは変わらないなぁと安心した。