つい2ヶ月ほど前にマイクロフォーサーズの良さを語っていた僕。
先日ヨドバシカメラにふらっと寄ったら、いつの間にかNikonのミラーレスカメラ「Z50」を持って帰っている自分がそこにいました。こわい。
今回はZ50を選んだ理由を記事にしました。やっぱりNikonらしいいいカメラです。
ダブルズームキットに付属しているキットレンズ2本の使用感も作例を交えてお伝えしたいと思います。
Z50に惚れたポイント
見た目
Nikonのカメラを買うのはD5100以来。使っていたのはもう10年ほど前になります。
そのあと生活の変化もあってあまり使わなくなってしまい手放してしまいましたが、初めての一眼レフだったから思い入れはあったんですよね。
10年前に「サラブレッドを綺麗に撮りたい!」という思いからNikonのD5100を購入したのがカメラとの出会いでした。
— 楢原めばる|関西の山と写真 (@NaraharaMebaru) 2022年1月11日
今のほうが自分の経験もカメラのスペックも向上している(はず)のに、当時の写真のほうがよく撮れているように思うのはなぜなんだろうか… #Nikon #ニコン pic.twitter.com/Q8g7bah72E
だからZ50を見たときに懐かしいというか、手元に置いておきたいっていう気持ちがふっと湧いてきたのかもしれません。
Nikonのカメラってどれも「Nikonのカメラ!!!」っていう見た目なんですよね。
APS-C機のZ50もちゃんとNikonのカメラしてて好きになりました。(Zfcが出てきたときは驚きましたが…)
自分が使う道具って性能も大事なんですけど、見た目を気に入っているかどうかってすごく大事だと思うんです。仕事でも趣味でも。
ちなみにいま、Z50は部屋の目に見えるところにいつも置いてあります。ときどき触ってニヤニヤしてます。
軽さ
これもかなり魅力的なポイントでした。
キットレンズのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRとの組み合わせがとにかく軽い。これほんとにズームレンズ?っていうぐらい薄くて軽いんです。なんと135g。
ボディ(450g)と合わせても585gですからね。フルサイズ機で同じシステム組んだら1kg超えると考えるとすごくないですか?
以前マイクロフォーサーズとフルサイズの比較をしたときも書いたとおり、どんなに高くていいカメラを持ってても持ち歩かなければ写真は撮れないんですよね。
特に登山のようなアクティビティでは荷物は少しでも軽くコンパクトにしたい。でも最低限の画質は確保したい…。
そんな僕のわがままに応えてくれるカメラとレンズなんです。
ホールド感
本当にコンパクトなボディなんですがグリップ部分は深みがあり、ホールド感がしっかりあるのも魅力的。
首から下げてるのがめんどくさくなって片手で持ち歩くことも多い自分にとっては安心感がありますね。
この辺はさすがNikonと言いますか、ミラーレスになっても今までのいい所はしっかり残してる感じがして好感が持てます。
DX機だからといって手を抜いてる感じは全然ないし、カメラとしてちゃんと作り込んでくれているのは本当にありがたいです。
あとこのホールド感は後から発売されたZfcにはないZ50だけの魅力ですね。
Nikonの色味
僕はD5100の時代から直近のOM-D E-M5 MarkⅢまで、撮った写真は全て保管してあります。
もちろんSONYもFUJIもOLYMPUSも、自分には過ぎるぐらいのいいカメラばかり。思い出に残る写真をたくさん撮らせてくれました。
でもときどき見返してはやっぱりNikonの色が好きだなぁ…って思っていたんです。
かなり遠回りしましたが、今回またNikonに戻ってくることに。
実際に撮ってみて、やっぱり自分はNikonの色が好きなんだなってあらためて実感しています。
いつかまた、どこへでも自由に旅ができる時代になったらZ50と一緒に飛び回って、いろんな景色を撮りに行きたいなぁと思っています。
登山での使用感について
軽くて取り回しがとてもいい
結論から言うと全く問題ないどころか快適でしかありませんでした。
登りは16-50mm・下りは50-250mmを付けて歩きましたが、どちらも重くて辛いということはなかったです。
特に16-50mmとの組み合わせはまさに登山向き。上でも書いたとおりの軽量&コンパクトさで快適に登山中の写真撮影が楽しめました。
プランプランするのが嫌なので基本はたすき掛けにして歩いていましたが、首から下げてもあんまり負担は感じなかったです。
気温0度近い寒さの中でも問題なく動いてくれましたし、その辺のタフさはさすがNikonだなと。
バッテリー持ちに不安あり
ただ一点問題があるとすればバッテリー持ちですね。6時間半ほどの山行でしたが最後まで持ちませんでした…。
寒さの影響があったのか、元々こんなものなのかは今の段階では正直わかりません。ただバッテリー1本で山に出かけるのはかなり心もとない印象です。
手持ちのモバイルバッテリーでUSB充電しながら使ってみましたが、速度が遅くて充電が全然追いつかない。
これはもう一本持っておかないとダメだなと思い、帰りの電車内ですぐに予備バッテリーを注文しました。笑
Nikonにお願いしたいこれからのこと
DXレンズの増種
これだけです。
わかってるんです。Zマウントの主役はフルサイズ機です。FXフォーマットのレンズを優先して増やしていくのは当然ですよね。
この件はあちこちで言及されてるからあえて自分が言うことでもないですが、それにしても今のDX専用レンズのラインアップはちょっと寂しい…
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
-
NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
-
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
キットレンズの標準ズームと望遠ズームだけだったところに、ようやく最近になって便利ズームの18‐140mmが追加されたという現状。
特に単焦点レンズがないのはかなり辛いです。FXレンズ買え!ってことなのかもしれませんが、Zfcがこれだけ売れてるわけですしなんとかならないですかね?
35mm単が標準域で使えるといっても、あのボディには不釣り合いな大きさだし何より高いし、Zfcのユーザーが手を出すとは思えないんですよ。
かと言ってわざわざマウントアダプター買ってFマウントの35mm付けるのもなぁ…
王道は標準域の明るい単焦点→広角ズーム→超望遠ズームという流れでしょうけど、出してくれるかな?
半導体不足とかいろんな問題もあるとは思うんですけど、Zfcっていう追い風があるうちになんとかDXフォーマットも整備してほしいなぁと思うZ50ユーザーです。
まとめ
というわけでNikon Z50をお迎えした理由をつらつらと書いてみました。ついでにNikonへのお願いまで書いちゃいました。
登山メイン、たまに旅行っていう今の自分のライフスタイルにはベストマッチなカメラだと思います。
Z50自体は発売から今年で3年ということもあり後継機(Z50ⅱ?)の噂もありますが、僕にとっては当分このカメラでいいかなぁと思わせてくれるよき相棒です。