なんでカメラ持つようになったんだっけと思ったから書き出してみる。
カメラに関する一番古い記憶は、ボディにハローキティがデザインされたフィルム式カメラだ。25年くらい前。
なんでこんなの持ってたんだろう?たぶん親が何かでもらってきたのかな。物心ついた頃にはすでにあった。フィルムも入れずに遊んでただけだけど。
なぜだかわからないけど、子供の頃から「自分のカメラ」が欲しくてしょうがなかった。シャッター音が好きだったからという気もするし、誰かがカメラを構える姿がかっこよかったからかもしれない。
小学校の修学旅行には使い捨てカメラを持たせてもらえるんだけど、それだけでやたらに興奮した。
でも30枚ぐらいしか撮れないもんだからどの場所で撮るのか悩んでる間にどんどん日程が過ぎていって、最終日にあわててシャッターを切りまくってた。
そんな状態でも自分のカメラが持てたような気がして嬉しくてたまらなかった。フィルム使い切ったときは悲しかったな。そのときの写真どこ行ったか忘れたけど。
結局カメラを手に入れたのは社会人になってから。就活失敗してしばらくフリーターをやった後にとりあえず正社員の仕事に就けて「あ、カメラ買えるじゃん」ってなった。いきなり一眼レフ。Nikon D5100のダブルズームキット。
とりあえずリュックに詰め込んであちこち出かけた。絞りとか開放とか感度とか何にもわからなかったから
(今でもよくわかんないけど)プログラムオートで片っ端から撮りまくった。
持ち運ぶのは重たかったけど、それでもあちこち出かけてた。ふさぎ込みがちだった自分を外の世界に引っ張り出してくれたカメラだったなあ。
そしてこのままカメラ沼にズブズブとハマって…いかなかった。転職したり引っ越ししたりで現金が必要になり、手放すことになってしまった。
またそこから数年経った2018年。新しい仕事に慣れて、念願だった普通二輪の免許も取れた。ツーリング中に出会った景色を写真に残したくなって、カメラを物色しはじめる。
バイクの積載はできるだけコンパクトにしたかったから高級コンデジも検討。だけどもう少し画質も欲しい。ミラーレス機に絞って考えてみることにした。
仕事帰りにヨドバシ梅田に通う日々。最後は富士フイルムのX-T2とソニーのα7Ⅱのタイマンに。
作例の色合いが好きだったのと、フィルムシミュレーションが面白そうなのが決め手になってX-T2を購入。あとFEレンズの高価さにビビったのも正直なところ。思い切ってもフルサイズでも良かったかなと今は思うけど、今だからそう思うんだよね。
というわけで最近はバイクとカメラで旅を満喫してます。
こうやって振り返ると子供の頃に「自分用のカメラが欲しい!」って思ってたことが叶ってる。ちゃんと夢が実現できててうれしい。ささやかだけどね。
まだまだカメラに撮ってもらってる感じが強いので、自分の思い通りに風景を切り取れるようになるのが今後の目標です。
そしていつかはフルサイズ?