僕が好きな被写体のひとつにレトロ看板があります。世の中には味わいのある古き良き看板があふれているのです。
僕が心惹かれるレトロ看板スナップの世界を少しだけご紹介したいと思います。
レトロ看板スナップが楽しい4つの理由
素材がエモいのでエモい写真が撮れる
素材がエモいんだからどう撮ってもエモい写真になるんですよ(小泉構文)
だから初心者が一眼レフ楽しい!ミラーレス楽しい!って思えるにはちょうどいい被写体だと思うんです。
金属の錆び、文字の欠け、色落ち、日焼け、全部絵になります。エモい。
山を歩いているとこんな写真によく出くわします。
なんとも言えない味があると思いませんか?
ホワイトバランスや光の当て方・露出補正のようなカメラの基礎知識も大事ですが、まずはカメラで撮った写真の質感を感じてほしいなと思うんです。特にカメラを買ったばかりの人には。
初めて一眼レフやミラーレスカメラを使って写真を撮ると「こんな細かい部分まで写し出してくれるのか!」って感動するんですよね。
外を出歩くのが楽しくなる
そんな感じでレトロ看板の写真の魅力に気づくと、カメラを持って外を出歩くのが楽しくなります。
そういう看板を探しながら歩いている自分にふと気づくんですね。
だから通勤途中や仕事中に良さげな看板を見つけると悔しいんですよ。なんで俺は今カメラ持ってないんだ!って。
スマホのレンズもすごく良くなってるし充分きれいなんだけど、やっぱりカメラで撮りたい。笑
Z50と18‐50mmの組み合わせなら余裕で通勤用のリュックに入るのでは…?と最近気づいたので今度試してみます。
構図や画角も含めた写真の練習になる
趣味の関係で動きものや風景写真を撮ることが多いので、静物をじっくり撮る機会が案外少ないんですよね。
今そこにあるものをこの環境でどう撮ればどういう写真になるのか?
構図のどこに置いてどの画角で撮るのが一番自分が納得できる写真になるのか?
ホワイトバランスは?露出は?と考えていくその作業自体がとてもいい練習になっているなと思います。
いい写真とは何か?って話にもつながると思うんですが、やっぱり基準は「自分の中」に持っておきたいですよね。
仕事も趣味も基準を自分の外に置いてしまうと苦しくなります。
SNSで受けないからこの写真はダメ、あの人と比べたら全然自分の写真なんて…とか考えてたら何にも楽しくないですから。
ちょっと脱線しましたが「自分が好きな写真」の基準を理解する意味でも、何か一つテーマを絞って撮ってみるのは良いことじゃないかと思っています。
それがたまたま僕の場合はレトロ看板スナップだったってことです。
看板自体の歴史に思いを馳せる
これ何十年前から置いてあるんだ…?と思うような看板が、実は世の中にたくさんあります。
人に歴史ありと言いますが、看板一つにも歴史はあるのです。
街なかの飲食店の看板だったら、この店はどれぐらい前からここにあるのかなと考えてみる。
山の中の案内板なら「誰が置いてくれたんだろう、管理してるんだろう」と想像してみる。
看板ひとつからでもいろんなことに思いを馳せることができます。それが楽しいんですよね。
ただ古い、汚いだけじゃダメなんですよ。
なんかこう風合いを感じるというか、味わいがあるというか…そういう謎のこだわりはありますね。笑
これからもレトロ看板写真の収集は続く
そんなわけでこれからもレトロな看板を見つけてはシャッターを切っていこうと思ってます。
既にだいぶ枚数も溜まってきているので、ちょっとずつInstagramやTwitterにも上げていければなと。
登山を始めて驚いたのは古き良き看板が山の中にはけっこう多いってことですね。
山頂からの眺望や高山植物がクローズアップされがちな山写真ですが、ポツンとたたずむ看板にもちょっと注目してもらえたらなと思ったりします。