この週末は雨予報ということで山には行きませんでした。
美容院へ散髪に行ったり、自宅でこの記事を書いたりして過ごしています。
登山を始めて以来、自分の中で「行く日・行かない日」をぼんやりとルール決めしているなぁと感じたので、記事にまとめてみることにしました。
文章に起こしてみると再確認できることも多いので、自分にとってもいいんですよね。
登山における5つの自分ルール
少しでも天気の悪い日は行かない
アウトドア系の趣味を持っている人は誰でも同じだと思いますが、平日の仕事中からずっと週末の天気が気になるもの。
週間予報で土日だけに雨マークが付いていてガッカリするのも定番…。
まぁ正直アクティビティによっては多少の雨なら問題ないものも多いです。
例えば自分は釣りもやりますが小雨なら行くこともあります。風の強い日は釣りにならないから行きませんけどね。
ただ、登山に関しては少しでも天気が荒れる可能性のあるときは行かないと決めています。
理由はいくつかあります。
ひとつは危険度が増すこと。私がメインに登っている低山でも、雨が降れば危険度は確実に増します。
いい天気の日に歩いていても落ち葉で滑ったりするわけですから、雨の日に行けばなおさらです。
私はケガせず無事に下山することが一番の目標です。そういう意味で悪天候の可能性が少しでもある日は控えるようにしています。
山の天気は変わりやすいので、平地の2割増しぐらいに重く考えています。
あとは写真が気軽に撮れなくなることですね。
雨の日だからこそ撮れる写真もあるとは思うんです。でもあんまり雨の登山中に写真撮る気分になれないよなぁと思うんですよね。
まぁ私のカメラとレンズは防塵防滴仕様じゃないので、壊したくないのも大きいですが…笑
それも含めて、単純に楽しくなさそうというのも理由の一つですね。
体調に不安のある日は行かない
僕はプロフィールにも書いてあるとおり、重度ではないですがメンタルの病気を抱えています。定期的な通院・投薬もしています。
そういう病気の人は趣味なんてやる気力ないんじゃないの?と思われるかもしれません。
でも逆に「家に引きこもってちゃいけない!」「趣味でストレスを発散しないといけない!」という思いに駆られることがあるんですね。
そんなことを考えている自覚のあるときは「今は心と体を休めるときなんだ」と考えて、意識的に自分にブレーキをかけるようにしています。
そういう急かされるような気持ちで山に登っても心が落ち着かないですし、なにより危ないですからね。
もちろんシンプルに体調が悪い日も行きません。「山は逃げない!」と自分に言い聞かせてしっかり休むことにしています。
行程に無理があると感じたら行かない
基本的に午前中から登って、お昼ごろ山頂に着いてランチとコーヒー。16時ごろまでには下山するというのが僕の基本スタイルです。
車を持っていないので公共交通機関で移動して登山口までいくわけですが、自宅から遠方だったりアクセスの悪い山は上のスタイルではどうしても無理が出てくる場合があります。
朝早く出発するのは構わないのですが、下山が後ろにずれ込みそうなときは行かないことが多いです。
暗くなればそれだけ危険が増しますし、疲れている下山時ならなおさらです。
また、バスの本数が少ないような場所だとそれに合わせて焦って下りるなんてことがあり得ます。
そうなると山頂でゆっくりできなかったり、そのへんで足を止めて写真を撮ったりっていう余裕がなくなるんですね。
そうなると日帰りで行ける範囲の山って限られてくるんですが、今はまだそれでもいいかなって思っています。
車使えば解消できるならカーシェア使えばいいし、今後遠方の名山に行ってみたくなったら旅行も兼ねて泊まりで行けばいい。
行けるだろ、大丈夫だろで行動しないことは肝に銘じてます。真っ暗な山道を下りるのはごめんです。
他に優先すべきことがある日は行かない
登山は大切な趣味ですが、それだけのために生きてるわけでもありません。
社会人なら休みの日に済ませておきたい用事もありますし、家庭の事情もあるでしょう。もちろん友人との人間関係も大切です。
それらを蹴っ飛ばしてまで山に登ること(というか趣味全般)に執着したらダメだよなぁというそれだけの話です。
そういうのを無視して山登っても集中できないんで危ないし楽しくないんですよね。
うまく言えないんですけど、心残りなくスッキリした気持ちで山を楽しみたいなという感じ。
やるべきことは後回しにせず、ちゃんと消化してから山に行こうっていうのは心がけてます。
現地に行ってから途中で撤退したっていい
幸いそういう事態になったことはないんですが、上に書いた類のことが現地で起きてしまったときは迷わず撤退しようと心に決めています。
山頂に登ることにこだわって無理をするのが最悪の選択。
人間、撤退することが一番難しいと言われています。
「せっかくここまで来たんだから…」「進めば何とかなるでしょ、大丈夫!」って考えがちなんですよね。
私も登山に限らず、撤退の時期を見誤って失敗したことがたくさんありました(株とか…)
これはマズいと思ったら心の声に従って退却の判断ができるよう、いつも自分に言い聞かせています。
まとめ:山は逃げない。いつもそこにある
今回の記事をまとめると「山は逃げない」に尽きます。
山はいつでもそこにあるし、1週間や2週間延期しても待っていてくれます。
確かにその時期しか見られないものもあったりしますが、それはそれ。今回は縁がなかったとすっぱり諦めるのも大事なことです。
こうやって行かない理由ばかり書いてると「万全の状態を待ってたらいつまで経っても行けないだろ」と言われそうですが、逆に言うとこれらの条件に当てはまらないときは当日の思いつきでも飛び出しますよ。
「よっしゃ!いい天気だし早く起きられたしササッとパッキングして登りに行くか!」なんてしょっちゅうです。
ただ自分の中でこういうときは行かないというルールは決めておいたほうがいいなぁとは思います。
そういうのを決めとかないと、どうしてもその時の勢いとか感情に流されてしまいがちなので。
登山を初めたばかりの方は特に、一度自分の中のルールを考えてみるといいかもしれませんね。