このところ毎週山にいる気がする私ですが、今週もまた山です。この勢いで南大阪のメジャーな低山は全部制覇してやりたいと思ってます。
今回は二上山の山頂を目指します。
目的地は雄岳・雌岳
二上山は金剛山地の北部に位置する双子山。
駅から登山道へのアクセスが良く、標高が低いことや登山道がよく整備されていることから、比較的初心者向けと言われる金剛山地の山々の中でも特に登りやすい山です。
実際に私が一番最初に登ろうとした山のひとつだったんですが、自宅が金剛山にあまりにも行きやすい立地だったので後回しになりました。笑
今回は二上山駅から雄岳・雌岳の頂上を目指し、帰りは當麻寺周辺を散策しながら帰ってくるルートを選びました。
なお、前回の大和葛城山からヤマレコというアプリを活用しています。まさに登山者の集合知。ありがたい機能が満載で便利に使っています。
近鉄・二上山駅からスタート!
近鉄・大阪阿部野橋駅から準急橿原神宮前行きに乗り込めば乗換なし、35分ほどで二上山駅へ到着。
駅からは住宅街を抜けて登山口へ向かいます。途中、「→二上山登山口」という道標が立っていますが無視して左の道に行きましょう。
こんな感じの路地を歩きながら…
神社の階段を右に見ながら進んでいくと…
こんな感じの跨道橋が見えてきますので、向こう側に渡ってしまいましょう。ちゃんと「←二上山登山道」という看板もありますので、今度は信用して進んでください。
大和高田バイパスを跨いでいます。この写真が向いてる北方向に走っていくと有名な屯鶴峯(どんづるぼう)があります。
跨道橋を渡り、左へ曲がって道沿いに進んでいくと登山道の入口らしきゲートが。一瞬ここからは入っていけないのかな?と不安になりましたが、イノシシが市街地に出ていかないように戸締まりしているみたいですね。
かんぬきで施錠されていますので、中に入ったらちゃんと施錠し直して奥に進みましょう。
登山道スタート!
扉の先はこんな感じの道が続きます。
こういう岩肌というか地層が露出してる場所ってそそられませんか?ブラタモリのタモリさんとか楽しそうに歩いてますよね。あそこまでじゃないけどなんかわかる気はします。
木漏れ日の中を散策しながら、池の横を通り過ぎていきます。
すると目の前に看板が現れ、道が二手に分かれます。左が第二十六経塚経由、右は銀峰を経由して雄岳方面を目指すルートになります。
今回は左方向に進みます。決して右側のほうが傾斜がキツそうだからではありません。
テント張ってキャンプされてる方もいましたね。
このあとはしばらく沢沿いの道を進みます。せせらぎの音って癒やされますよね。大好きです。
二上山は他の山よりベンチが多い感じがします。助かりますね。
足場の良い道をすたすたと歩いていくと、ここでまた分かれ道。看板に従って左に折れます。
ここからが本番?登りがキツくなる
このあたりから階段が増え、急に傾斜がキツくなってきました。まさにここからが二上山登頂の本番といったところでしょうか。
ところどころにあるベンチで休憩しながら、一歩ずつ登っていきます。
標高が上がってきたこともあってか、木々の間からチラリとこんな景色も。方角的には奈良方面かな?このあたりが二上山・雄岳の6合目になります。
こんな鉄製の階段も。標高を一気に稼ぎます。
二上山は紅葉にはまだ早いのかなという感じでしたが、ところどころ葉の色づいているところもありました。あと1~2週間というところでしょうか。
その後は比較的緩やかな山道を歩いていき、大津皇子のお墓の前を通り過ぎると雄岳山頂に到着です。
オラァ!二上山・雄岳登頂じゃい!なお展望はない #登山 #トレッキング #二上山 pic.twitter.com/KROHhuOftE
— 楢原めばる (@NaraharaMebaru) 2021年11月3日
Twitterにも書いてますが、雄岳山頂は二上山の最高地点であることは間違いないのですが、眺望はゼロです。
というわけで、雄岳山頂を早々にあとにして大半のハイカーは眺望の良い雌岳山頂の広場を目指します。私もご多分にもれず、というわけです。
ちなみにこの日の山頂の気温は12℃前後でした。
馬の背から雌岳山頂を目指す。いざ絶景ランチ
雌岳へは馬の背と呼ばれる地点を経由して向かいます。雄岳から馬の背へは一旦下りが続きます。
ここが馬の背。休憩できる広場になっていてベンチやトイレがあります。雄岳・雌岳・ダイトレ方面への分岐点であります。
休憩を済ませたらいよいよ雌岳山頂へ。左奥の階段でひたすら登っていきます。傾斜はキツめ。ラストスパートです。
階段を必死で登り切ると、雌竹山頂の広場に到着!今日は天候も良く、家族連れやカップルなどたくさんのお客さんで賑わっていました。
大阪側・奈良側ともに見渡せる絶好のロケーションで、皆が思い思いに景色を楽しんでいましたね。
二上山・雌岳山頂からの景色!奈良も大阪も一望できる贅沢な景色です。
— 楢原めばる (@NaraharaMebaru) 2021年11月3日
1枚目:奈良側 2枚目:大阪側#登山 #トレッキング #二上山 pic.twitter.com/ODYix22OjL
さて、山頂に着いたらお楽しみのお昼ごはんです!
この日はお湯を沸かしてカルディのブルーマウンテンコーヒーを作り、「リトルマーメイド」で買ってきたカレーパンとドーナツをいただきました。
美味い。地上で食べる3倍は確実に美味い。
今日の山頂メシは半熟卵入りカレーパンとカルディのドリップコーヒー。たまらん。 pic.twitter.com/5GyU4i8Tet
— 楢原めばる (@NaraharaMebaru) 2021年11月3日
食事を終えて片付けながら休憩していると、目の前にワンちゃんが。実は犬が苦手な私なのですが、大人しそうで可愛かったので思い切って飼い主さんに話しかけてみました。
二上山は時々いらっしゃるらしく、「この子(犬)に引っ張ってもらってます(笑)」とのこと。本当に大人しいいい子で、許可を頂いて写真も取らせていただきました。
雌岳の山頂広場で出会ったアトムくん。犬苦手な自分にも優しくしてくれてありがとう。
— 楢原めばる (@NaraharaMebaru) 2021年11月3日
撮影許可を頂いた飼い主さんにも心からの御礼を。#犬 #登山犬 pic.twitter.com/r8NwR2ymi3
帰りは岩屋峠~祐泉寺~傘堂ルートで當麻寺駅へ
しっかり休憩も取りひととおり写真も取り終えたところで、帰路につくことにしました。
一旦馬の背に戻ってダイトレ分岐方面に進み、岩屋峠方面から下っていくルートを選びました。写真の右奥の方向です。
舗装路を下っていくと、分岐に出ます。ここを左に曲がって、岩屋峠方面へ。
しばらく下っていくと、また分岐。三叉路のため迷わないように気をつけてください。正解は左奥の道。ちょっとした冒険みたいでワクワクする道ですね。
行きとは違いなんだか暗く鬱蒼とした道が続きます。これはこれで探検っぽくて好きなんですが、日が射しにくいためか足元のぬかるんだ道も多いので気をつけましょう。
沢に沿ってひたすら下っていきます。こういう橋すき。
しばらく歩くと祐泉寺に到着。今日は入りませんがいい雰囲気のお寺ですね。またあらためて。
このあたりで登山道は終了、という感じでしょうか。あとは遊歩道といった感じの道を當麻寺方面へ歩いていくだけです。
道沿いにはヘラブナの管理釣り場も。元々釣り好きなんですが登山にハマってから全然行けてないんですよね…身体が2つほしい…
あとは公園のようなところを歩いて古墳を撮ってみたり、花に留まってる虫を撮ってみたりしながら當麻寺に向かって散策しました。
公園を抜けるとあとは住宅街。當麻寺の北門前を左に曲がり、国道165号の當麻寺の交差点をまっすぐ突っ切ると近鉄當麻寺駅に到着です。
近鉄で阿部野橋方面行きに乗って帰宅。お疲れ様でした。
まとめ
今回も絶好の山日和!最近の週末は天候に恵まれることが多くてありがたいですね。
二上山は標高低めだから楽勝だろうと高をくくっていましたが、なかなかどうしてしっかりしたトレッキングの楽しめるいい山でした。
今回の一番の収穫は、前回の反省を踏まえてワンちゃんと飼い主さんにちゃんと声をかけられたことですね。笑
さて次はどうしようか…温泉好きの僕としては、モンベルの店員さんにおすすめされた六甲山から有馬に抜けるルートが魅力的なんですよねぇ…。まぁ焦ることでもないので、じっくり考えてみたいと思います。
ご意見・アドバイスなどあればコメントやTwitterで頂けるとうれしいです。
使用したカメラ機材
ヤマレコログ