Ankerの完全ワイヤレスイヤホン Soundcore Liberty Air 2 Proを購入してから半年が経ったので、使い倒したインプレッションをまとめてみる。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
Anker Japanのラインアップの中では高価格帯に位置するのがこのSoundcore Liberty Air 2 Pro。とはいえコスパに優れるAnker製だけあり、価格と性能のバランスが抜群です。
音質
このイヤホンに買い替える以前はSOUNDPEATS Truengine SEを使っていました。
今回買い替えて、まず驚いたのが音質の良さ。素人でも音の違いが明らかにわかるぐらい、今まで聴こえていなかった音が出ていて感動。その場で好きな曲をひと通り再生、満喫してしまいました。
また、音楽以上に驚かされたのが通話の音質。
こういうご時世でリモートツールで会話をする機会も多いですが、以前のイヤホンに比べて相手の音声が聞き取りやすく、また聞き返されることも格段に減りました。
ヘッドセットを買うのはちょっと大げさかな~というような人にも、音楽を聴くのと兼用と考えればなかなかコスパのいい買い物だと思います。
ノイズキャンセリング&外音取り込み機能
ノイズキャンセリングには「交通機関」「屋内」「屋外」「カスタム」と4つのモードがあります。スマートフォンの専用アプリから使用状況に応じて切り替えることができます。
完全ノイキャンではないので多少の音は入ってきますが、OFF時と比べれば没入感はかなり変わります。僕は電車内の話し声や人が集まる場所での雑音が気になるタイプなので、耳栓代わりにも使っています。
さらに、ノイキャンとは逆に外の音を取り込む機能もついています。
基本的に外を出歩くときはイヤホンは外しておいたほうがいいとは思うんですが、それでも音楽を聴きながらランニングしたいというような人には環境音が聞こえやすくなり危険が減るのでおすすめ。
ノイキャン・外音取り込みともにON/OFFだけなら専用アプリをいちいち開く必要はなく、イヤホン自体のタッチ操作で行えるため手間はかかりません。
イヤーチップ
9種類のイヤーチップが同梱されており、自分の耳に合ったものを選ぶことができます。
せっかくの音質の良さとノイズキャンセリング機能を最大限に活かすためにもイヤーチップの密閉感にこだわることは大事。
このイヤホンのすごさはここからで、専用アプリと同期することでイヤーチップの装着テストが行えます。
スマホに表示されたガイダンスに従ってテストするだけで、自分の耳にフィットしているかどうか確認ができます。自分の主観に頼らず客観的に判断してくれるのが説得力があっていいですね。
フィット性が良くないと診断されたら、サイズの違うチップに変えてまたテストする…を繰り返すだけで自分に合ったイヤーチップが簡単に見つかるという寸法。
もうイヤーチップのサイズで悩む日々からはおさらばです。
充電・バッテリー
充電はType-C端子。付属の充電ケースと併用することで長時間再生を実現しています。
未だにmicroUSB採用のガジェットも多いなかでしっかりType-Cに対応してくれているのはさすがAnker。
気になるフル充電後の使用可能時間は以下の通り。
通常モード: イヤホン本体のみで最大7時間、充電ケース併用で最大26時間
ノイズキャンセリングモード: イヤホン本体のみで最大6時間、充電ケース併用で最大21時間
充電スピードも優秀で、約15分間の充電で3時間の連続再生が可能。
僕は主に往復2時間の通勤で使っていますが、土日に充電しておけば次の週末までバッテリーは充分持ちます。バッテリー持ちに関してはかなり優秀な印象です。
出先でバッテリー切れの心配をすることは一切なくなりました。ちなみにワイヤレス充電にも対応しています。(別売りの専用充電器が必要)
充電できない問題について
ケースに入れても充電できない事例が一部発生しているようです。
私も同様の経験をしたためAnkerに問い合わせたところ、「接点部の汚れ等で接点不良になっている可能性がある」との回答でした。
綿棒などを使って接点部分を掃除するのが当面の対応策のようです。
購入後すぐに不具合が発生している場合はAnkerに問い合わせてみることをお勧めします。
こんな人におすすめ
- AirPodsは高すぎて買えない
- コスパのいいワイヤレスイヤホンが欲しい
- ある程度音質にもこだわりたい
- いつも自分の耳に合うイヤーチップがなくて悩んでいる
- ノイズキャンセリング機能がほしい
Ankerのワイヤレスイヤホンはハズレが少ないから今後の展開も楽しみ。