先日、10年来の友人からこんなLINEが届きました。
私は友人の間ではKindle大好きなKindle芸人として認識されているようです。
このあと質問に答える形でいろいろやり取りして、結果購入してくれたのでKindle仲間が一人増えました。やったぜ。
そのやり取りの中で、これから初めてKindleを買おうとしている人の不安や疑問がすごくよくわかりました。
ということで、せっかくだからブログのネタにして解説してしまおうと思います。同じ悩みを持つ誰かに刺され。
- 結論。Kindle電子書籍リーダーはPaperwhite一択
- 無印Kindleを買ってはいけない理由
- じゃあ思い切ってOasisだ!もダメな理由
- Paperwhiteは8GB/32GBのどちらを選ぶべきか
- あとがき
結論。Kindle電子書籍リーダーはPaperwhite一択
まずは現在(2021年12月)の時点で購入できるKindle電子書籍リーダーを整理しましょう。
とりあえず販売価格が安い順に並べてみました。Fireはタブレットになりますので今回は省きます。
- Kindle 8GB(以後無印と呼びます)
- Kindle Paperwhite 8GB
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション 32GB
- Kindle Oasis 8GB/32GB
細かく挙げると他にもあるんですが、おおむねこの認識でいいです。
で、初心者の自分はどれを買ったらええんやという話になりますよね。どれがどう違って何がいいのか、自分にはどれが合ってるのかなんてわかりませんよね。
結論から言います。
- Kindle Paperwhite 8GB
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション 32GB
この2つのどちらかを選びましょう。理由は順を追って説明していきます。
ちなみに私はシグニチャーエディションを選びました。そのへんの理由も追々書いていきます。
新モデルのKindle Paperwhite シグニチャーエディションが手元に届きました!さっそく開封だ! pic.twitter.com/017Icak6fy
— 楢原めばる (@NaraharaMebaru) 2021年11月11日
無印Kindleを買ってはいけない理由
確かに無印Kindleは圧倒的に安いです。1万円以下で電子書籍リーダーが買えちゃう。でもそれだけ。
最近新モデルの出たPaperwhiteと比べるといろいろな部分で見劣りします。
解像度が低い
一番わかりやすいのは文字や絵のクリアさでしょう。公式スペックからして無印とPaperwhiteには解像度に大きな差があります。
- Kindle(第10世代・無印)→167dpi
- Kindle Paperwhite(第11世代)→300dpi
Kindle無印を触らせてもらったことがありましたが、全体的に画質が粗い。
普段Paperwhiteを使っている自分にとっては文字にはけっこうなザラつき、マンガなどの絵にはモヤがかかったような印象を受けました。
「これだったら紙の本のほうがいいじゃん…」となりかねない。ここは譲れないところ。
防水じゃない
お風呂で半身浴しながらゆっくり読書を…とお考えの方には無印Kindleはオススメできません。無印版Kindleには防水機能が付いていないからです。
お湯に漬けなきゃいいんでしょ?と思いがちですが、直接水に触れなくても湿気でやられます。
Paperwhiteなら(スペック上は)水深2メートルの真水に最大60分は耐えられるので、もしもの時も安心ですね。
じゃあ思い切ってOasisだ!もダメな理由
「わかった。いくら安くても性能的に無印Kindleは使いにくくてダメって話でしょ?じゃあ思い切って最上位機種のOasis買いますわ。これでいいんでしょ?」
はい。それもアリです。私だってお金があるならそうしたいぐらい。
しかしそれでも私は今の時点なであればPaperwhiteを推します。それはなぜか。
価格のわりに下位機種と性能差がなさすぎる
PaperwhiteとOasisの価格差を確認しておきましょう。
- Kindle Paperwhite(8GB)→ 14,980円~
- Kindle Oasis(8GB)→ 29,980円~
同じ8GBモデルですが約2倍近い価格の差があります。ではそれに見合うだけの魅力がOasisにはあるのでしょうか?
15,000円分の性能差はない。それどころか一部で負けてる
私の結論としては「ない」です。理由は以下の通り。
- 容量 → Paperwhiteと同じ8GB/32GB
- 防水機能 → Paperwhiteも対応済み
- 明るさ自動調整機能 → Paperwhiteの32GBモデルは第11世代から対応
- ワイヤレス充電未対応 → 上に同じ
- 充電がmicro USB → Paperwhiteは第11世代からUSB-Cに変更
Oasisにだっていいところはあるんだよぉ!でもこの機能要る?
あんまり悪いところばかり挙げても不公平なので、Oasisが新型Paperwhiteに勝っている点も書いておきましょう。
- 重量 → 188gと軽い。Paperwhiteは205g
- ディスプレイサイズ → 7インチで大きい。Paperwhiteは6.8インチ
- フロントライト → LED25個で明るい。Paperwhiteは17個
- 自動画面回転機能 → Paperwhiteには未搭載
- ページ送りボタン → 上に同じ
- 人間工学的デザイン → ????????
この差を見てあなたは15,000円の価格差をどう感じますか?ということなんですよね。私はむしろ新型Paperwhiteのほうが魅力的にすら見えます。
特に充電。いい加減micro USBから離れたかった自分としては、今回のモデルチェンジでPaperwhiteがUSB-Cに変更してくれたのはかなり大きかったです。この点だけでもPaperwhiteを選ぶレベル。
というかこれだけ高くてPaperwhiteと差がないなら、安さに振り切ってる無印Kindle買ったほうがまだいいかも。
「電子書籍リーダーってこんな感じなんだ~」って体感するぶんには安い買い物でしょう。
充電方式も含めてOasisも次の11世代でいろいろ改良や対応をしてくるとは思いますが、現時点ではPaperwhite一択でいいです。
Paperwhiteは8GB/32GBのどちらを選ぶべきか
さああなたの中でPaperwhiteを買うことはもう決まりました。問題はここからです。8GBと32GB、どちらを買えばいいのか。
容量はあなたがメインで読みたいもので選ぼう
これも結論から書いちゃいます。
- マンガを読みたい。 → 32GB(シグニチャーエディション)
- マンガは読まない。小説とか新書など文字がメイン → 8GB
以上です。この基準で決めちゃってください。
ちなみに私はマンガ大好き人間です。前の第10世代のPaperwhite 32GBモデルを2年使ってきましたが、もう容量はギリギリです。
私も買う前は「こんなに容量使うかなぁ…」と思ってました。
でもね、Kindleストアってしょっちゅうポイント還元セールをやるんですよ。ついつい買っちゃって、ライブラリにどんどん読んでないマンガが増えていくんですよね。
物理的には積んでないけど端末内で電子積読しちゃってます。
8GBモデルと32GBモデルは、容量以外の差は気にしなくていい
- ワイヤレス充電 → シグニチャーエディションのみ対応
- 明るさ自動調節機能 → 上に同じ
8GBモデルとシグニチャーエディション(32GBモデル)の性能面での違いはこれだけです。
ワイヤレス充電はスマホですらまだ必要性感じないし、明るさの自動調節は便利だけどなくてもそんなに苦になりません。調整簡単だし。
あとは価格差だけ。
- Kindle Paperwhite 8GB → 14,980円~
- Kindle Paperwhite シグニチャーエディション 32GB → 19,980円~
この5,000円の差をどう考えるかだけなんですよね。それでも私なら32GBのシグニチャーエディションを勧めるかなぁ。
文字の本メインだから8GBでいいか~って買っちゃって、あとでマンガめちゃくちゃハマっちゃったら嫌ですもん。
結局容量足りなくなって、読まなくなったマンガなんかを消去しなきゃいけなくなって、ポチポチ削除していく作業とか想像しただけでゾッとする!
というわけで結論。
今あなたが買うべきKindle電子書籍リーダーはKindle Paperwhite シグニチャーエディション 32GBです!決まりましたね!
あとがき
私はマンガ派だ!って書いたんですけど、Kindle Paperwhiteのおかげで活字の本を読む機会も明らかに増えました。
ちょっとしたスキマ時間にパカッと開いてちょこっと読み進めたりできるから結果的に読書量は増えましたね。
本棚を持ち歩いてる感覚っていうんですかね?気分次第で好きな本やマンガをパッと手にとって読めるのって幸せですよ。
長々と書いてみましたが、Kindle電子書籍リーダーの選び方で迷ってる人の参考になればうれしいです。
Twitter(@NaraharaMebaru)のほうでKindle関連のセール情報をつぶやいたりしてることもあるので、よかったらそっちもフォローしてみてくださいね。
他にもKindleに関連した記事を書いていますので、興味があればご覧ください。