山を登る魚

山を登る魚のようにジタバタしながら生きてます

【登山ルート解説】2度目の金剛山!モンベル・レインダンサージャケットが実力発揮【千早本道~山頂~念仏坂ルート】

人生初の登山は金剛山だったんですが、記事にするのは今回が初めて。

私に登山という趣味を持たせてくれた金剛山に感謝の気持ちを込めて、雪が積もる前にあらためて登ってきました。

ルートは千早本道~山頂~伏見峠経由~百ヶ辻です。

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モンベル・レインダンサージャケットのデビュー戦!

前回は突然の思いつきで登ったこともあり、スニーカーに適当なナイロンパーカーという山をナメまくりの装備で挑みました。

それでもなんとか登頂→下山した時の達成感が忘れられず、岩湧山→大和葛城山→二上山と金剛山系を毎週訪れ、完全に登山にハマることに。

今回は登山という趣味を持たせてくれた金剛山に感謝の気持ちを込めて、あらためて装備を整えてちゃんと登ってきました。

そんなわけでレインウェアを新調!モンベルのレインダンサージャケットです!

モンベルの店員さんって説明上手ですよね。自分自身で山登ってる人多いから説得力あるし。

というわけで新しいレインウェアを着てウキウキで出かけていきました。

アクセスは南海電車&南海バス。「金剛山ハイキングきっぷ」がお得で便利!

金剛山のメインルートである千早本道の登山口へは南海高野線「河内長野駅」から南海バスが出ています。

このルートで訪れるなら、南海電車の主要駅で発売されている「金剛山ハイキングきっぷ」が断然おトク!

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例えば南海なんば駅から河内長野駅まで電車に乗り、河内長野駅から金剛登山口バス停までバスに乗った場合。(帰りも同じルート)

通常だと往復2,150円のところが約20%OFFの1,740円で利用できちゃいます。しかも河内長野駅周辺の飲食店での割引特典付きです。

公共交通機関でアクセスする方はぜひ利用してみてください。販売期間など詳しくは下記の南海電鉄公式サイトから。

www.nankai.co.jp

金剛登山口バス停から登山スタート

千早本道登山口のすぐそばの「金剛登山口」バス停から登山スタート。バスが進んできた方向とは逆方向に登山口がありますのでご注意を。

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まずは坂道からスタート。しばらくこのぐらいの傾斜の坂道が続きます。

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坂道が終わると階段が始まります。

結論から言うとこの千早本道ルート、9割以上は階段でできています。この先ずっと階段です。山頂まで延々と階段を登り続けますので覚悟してください。

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その代わり足場は決して悪くありません。むしろすごくいいほうだと思います。

定期的にしっかりと整備の手が入っているのか、足を取られるような岩場はないですし木製の手すりまであります。初心者でも登りやすいルートであることは間違いないです。

ただこの時期は落ち葉が多くて滑りやすいですから、きちんとした登山靴を履いたほうがいいですよ。

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途中で分岐があり、南北朝時代の武将・楠木正成公の居城だった千早城阯を経由して千早本道に戻ってくるルートがあります。

体力的に自信のある人、歴史関係に興味のある人はぜひ。私はあっさり諦めました。

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四合目あたりで少し平坦な道に出ます。かなり貴重。またすぐ階段が始まるのでこういうところで息を入れながらマイペースに行きたいですね。

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前日にしっかり雨が降ったこともあり、残り紅葉もあと僅か。少なくとも歩いてるそばの木々にはもうほとんど葉っぱは残ってなかったですね。

せっかくなので少し遠いところにあった色づきをズームで撮っておきました。

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五合目(のろし台跡)で小休憩

五合目には別名のろし台跡とも言われる休憩所があります。ちょっとした小屋、ベンチ、トイレも完備。

この先まだまだ階段が続きますので、ここでしっかり水分補給や体力回復をしておきましょう。

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階段長いよ~。いつ終わるんだよ~。と思いながら黙々と上がっていきます。でもね、ただただ苦痛じゃないんですよね。

ハッハッと一定の息遣いで、一定のペースでトントントントンと階段を上がっていると、思考が研ぎ澄まされるというかクリアになっていく感覚があるんですよ。

そんなときにふっと仕事のアイデアを思いついたりすることがあるんです。もちろん苦しいんですけど、何か脳内物質が出てるんでしょうね。

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このあたりから寒さが一層厳しくなってきた感覚があり、パラパラと雪のようなものも舞いはじめました。

まさか初回から新しいレインウェアの真価を試す機会が来るとは…頼むぞモンベル…。

この日のインナーはワークマンの裏起毛ハイネックシャツにユニクロの速乾半袖ニットをレイヤードして着てました。

その上にモンベルのレインダンサージャケットを羽織ってネックウォーマーしてただけなんですが、しっかり防風効果を感じられましたし体動かしてるおかげもあってか寒さはあんまり辛くなかったですね。

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寒さと階段の辛さに耐えながら黙々と登っているとこんな看板が。

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一歩とは。

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2度目の金剛山登頂を達成!気温はまさかの…

さっきの看板から少し登っていくとすぐ山頂に到着!一人だとやたら写真撮影をお願いされまして、3組ぐらい撮らせていただきました。

そのうちの1組に撮っていただいたのがこの1枚。Wピース。

f:id:narahara_mebaru:20211128223042j:plain山は雪がちらつくなど曇り気味でしたが、大阪方面はところどころ晴れているのがわかりました。それぐらい大阪・神戸方面が一望できる絶景です。

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金剛山の山頂は山小屋があったり広場があったりとかなり観光用に整備されています。ロープウェイは残念ながら休止中ですが、動いてたらもっと賑わっているんでしょうね。

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ちなみに山小屋の中にはなんとモンベルコーナーがあります!ここでしか買えないオリジナルグッズもありますよ。

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山小屋の中では食事も提供されてます。ここで食べるカップ麺が美味いんだマジで。

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ちなみにこの日の山頂の気温は0℃ジャスト。そりゃ雪も降りますわ。

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帰りは念仏坂ルートで下山!

ひととおり山頂も満喫したので下山することに。帰りは伏見峠を経由して念仏坂から百ヶ辻に向かうルートを使います。

山頂近くには神社やお寺もあり尊厳な雰囲気。f:id:narahara_mebaru:20211128224742j:plain

こちらのルートは行きの千早本道とは一転して、9割が坂道です。階段はほぼないです。

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行きは階段を上る修行みたいな感じでしたが、こっちのルートはどちらかというと散策に近いかな?

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しばらく歩いていくと「ちはや園地」という公園が見えてきます。お子様連れの方はこちらのルートのほうがいいかもしれないですね。

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ここを通り過ぎてまたしばらく進むと伏見峠に差し掛かります。ダイヤモンドトレールとの分岐点。私はロープウェイ前バス停から帰るのでそちらの道へ進みます。

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ここからはかなり急激な下り坂。このあたりが念仏坂ってことなんですかね?これ登るのはキツそうだなぁ。

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坂道を下りきったところが百ヶ辻。無事下山です。お疲れ様でした。

本来はロープウェイの出発点になります。南海バスはここで折り返して河内長野駅に戻りますので、乗車して帰路につきました。

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まとめ

金剛山→岩湧山→大和葛城山→二上山と登ってきて、5回目の登山だった今回。最初に金剛山に登ったときとは疲れ方が全然違いました。

登山に少し身体が慣れてきて山道の歩き方が分かってきたのもありますし、やはりしっかりした登山靴で挑んだのが一番大きかったかなと。

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とりあえず雪が積もる前に金剛山に登れてよかったなという一日でした。

今回から着用していたレインダンサージャケットの性能にも大満足!途中チラついてきた雪なんてものともしませんでした。これからもお世話になります。

さて、だいぶ季節も進んで気温も下がってきましたが、次はどの山に登りましょうか。六甲山越えて有馬温泉に抜けて温泉で暖まって帰るルートもありだなぁ。

計画をいろいろ考えてる時間が一番楽しいので、じっくり考えたいと思います。笑

【道具編】登山初心者のおすすめ商品紹介5選。ST-310でドリップコーヒーを飲もう

前回ウェア編を書いたわけですが、そもそもウェアとギアの違いがよくわかってなかった楢原めばるです。こんにちは。

そもそもフットウェア(靴)はウェアじゃなくてギアに入るみたいですね。すいません…でもウェアって書いてるやん…

あと腕時計は完全にギアに入るやつですね。失礼しました。

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今回は現状使っている「ギア」を紹介していきたいと思います。

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ ST-310

みんな大好きシングルバーナーですね。ST-310はレビュー記事もめちゃくちゃ出てくる大ヒット商品なので、知っている人も多そう。

ライダー界隈ではコーヒーツーリング・ラーメンツーリングという言葉があるぐらい、バイクでのプチツーリングでお湯を沸かして食事をする文化って根付いているんですよね。

このST-310は折りたたむと本当にコンパクトで荷物にならないのがありがたい。

CB缶(カセットコンロ用のガスボンベ)を使ったバーナーだから出先で調達できるのも助かります。

ST-310・CB缶・ケトルの3点セットさえ忘れなければだいたいなんでもできます。

山頂で景色を見ながらあったかいドリップコーヒーが飲んでみたいなぁ…なんて人にはオススメですよ。

あ、カップ麺のときは割り箸やカトラリーを忘れずに(1敗)

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これは登山以外のありとあらゆるアウトドアレジャーで使える万能の定番品です。

実は横風に弱いっていう弱点があるんですが、この商品に奇跡的にフィットする風防がダイソーに売ってます。チェックしてみてください。

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GENTOS LEDヘッドライト CP-095D

これは釣りからの流用品。

夜釣りのときは手元を照らさないと仕掛けが結べないし、どんな魚が釣れたんだかわからないしで、ぜったい明かりが必要なんですよね。もちろん安全のためにも。

小型で明るさも95ルーメンだから、ちょっと頼りないレベルだけど初心者には充分。

ナイトハイクするつもりは当面ないんですが、もしもの時のためにザックには忍ばせています。防災用品として使えるのもいいですね。

GENTOS LEDランタン EX-1977IS

またGENTOS。そして夜釣りで使ってるのも一緒。

さっきのヘッドライトは手元をピンポイントで照らしたいときに使って、こっちのランタンは辺りをフワッと照らすのに使ってます。

あと釣り場って足元の悪いところも多いので、足元を照らしながら歩いたりもしますね。

これもとうぶん登山では使いそうにないんですが、もしもの時のために入れてます。軽いし。

こっちも防災用品になるのでオススメ。

コールマン ウォーカー33

今使ってるのがコールマンのウォーカー33なんですけど、買い替えないといけないかなと思ってます。

いやこのリュック自体は嫌いじゃないんですよ。むしろ旅行とかには重宝してますし、だいたい1~2泊の旅が多い自分にはちょうどいい容量だし、デザインも気に入ってる。

ただねぇ…明らかに登山用じゃないよな~って感じはするんですよね。防水性とかどこにもうたわれてないし。

Amazonの商品説明には「日帰り~山小屋泊トレッキングから、旅行までマルチに使える33Lバックパック。」って書いてますけどね。マルチに使えるってことは専門用品じゃないですって言ってるようなものなわけで。

モンベル大好き人間なんでありとあらゆる登山用品はモンベルで揃える気なんですけど、次はザックですね。

登山三種の神器最後のひとつなんで、店員さんとしっかり相談して決めます。

Apple iPhoneSE2(第2世代)

いやこれ登山用のギアっていいのかなぁと思って、書くの迷いました。

でもYAMAPとかヤマレコとか登山用アプリはめちゃくちゃ便利だし、緊急時にライトになったり音を出して助け呼べたりするし、登山でもスマホって絶対に必要なんですよね。

yamap.com

もちろん電波入らないところでは電話はできないんで、その点は弱点なんですけどね。マップは事前にDLしとけば使えるんでそこは助かります。

あとはカメラ機能ですよね。私みたいにカメラ単体で持ち歩く人のほうが世間的には少数派なので、実質スマホ=カメラみたいなところがあると思います。

しかも性能は一眼顔負けのところまで来てますからね。特にiPhoneの最新モデルあたりになると、風景写真とかならプロ用のフルサイズ機で撮った写真と比べても見分けられる自信ないです。

私が今使ってるiPhoneSE(第2世代)で撮った写真をまとめた記事がありますので参考にしてみてください。

yamasakana.com

まとめ

最優先で買い替えたいのはやっぱりザックかなぁ。これもモンベルの店員さんにオススメ聞いてから決めようと思ってます。違いがようわからん。

あと買い足したいところで言うとトレッキングポールですかね。「登山始めました~」ってTwitterでつぶやいたら、ツーリングブロガーのよっこさん(@tukumoto819)に真っ先に勧められたんですよね。

あれ持ってる人とすれ違うとうらやましいんだよな~。まだ低山だからなくても大丈夫だけど、もう少しレベルの高い山登る頃には用意しておきたいですね。オススメあったら教えて下さい。

【登山ルート解説】秋の二上山を登る!二上山駅~雄岳・雌岳~當麻寺駅

このところ毎週山にいる気がする私ですが、今週もまた山です。この勢いで南大阪のメジャーな低山は全部制覇してやりたいと思ってます。

今回は二上山の山頂を目指します。

目的地は雄岳・雌岳

二上山は金剛山地の北部に位置する双子山。

www.yamakei-online.com

駅から登山道へのアクセスが良く、標高が低いことや登山道がよく整備されていることから、比較的初心者向けと言われる金剛山地の山々の中でも特に登りやすい山です。

実際に私が一番最初に登ろうとした山のひとつだったんですが、自宅が金剛山にあまりにも行きやすい立地だったので後回しになりました。笑

今回は二上山駅から雄岳・雌岳の頂上を目指し、帰りは當麻寺周辺を散策しながら帰ってくるルートを選びました。

なお、前回の大和葛城山からヤマレコというアプリを活用しています。まさに登山者の集合知。ありがたい機能が満載で便利に使っています。

www.yamareco.com

近鉄・二上山駅からスタート!

近鉄・大阪阿部野橋駅から準急橿原神宮前行きに乗り込めば乗換なし、35分ほどで二上山駅へ到着。

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駅からは住宅街を抜けて登山口へ向かいます。途中、「→二上山登山口」という道標が立っていますが無視して左の道に行きましょう。

こんな感じの路地を歩きながら…

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神社の階段を右に見ながら進んでいくと…

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こんな感じの跨道橋が見えてきますので、向こう側に渡ってしまいましょう。ちゃんと「←二上山登山道」という看板もありますので、今度は信用して進んでください。

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大和高田バイパスを跨いでいます。この写真が向いてる北方向に走っていくと有名な屯鶴峯(どんづるぼう)があります。

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跨道橋を渡り、左へ曲がって道沿いに進んでいくと登山道の入口らしきゲートが。一瞬ここからは入っていけないのかな?と不安になりましたが、イノシシが市街地に出ていかないように戸締まりしているみたいですね。

かんぬきで施錠されていますので、中に入ったらちゃんと施錠し直して奥に進みましょう。

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登山道スタート!

扉の先はこんな感じの道が続きます。

こういう岩肌というか地層が露出してる場所ってそそられませんか?ブラタモリのタモリさんとか楽しそうに歩いてますよね。あそこまでじゃないけどなんかわかる気はします。

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木漏れ日の中を散策しながら、池の横を通り過ぎていきます。

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すると目の前に看板が現れ、道が二手に分かれます。左が第二十六経塚経由、右は銀峰を経由して雄岳方面を目指すルートになります。

今回は左方向に進みます。決して右側のほうが傾斜がキツそうだからではありません。

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テント張ってキャンプされてる方もいましたね。

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このあとはしばらく沢沿いの道を進みます。せせらぎの音って癒やされますよね。大好きです。

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二上山は他の山よりベンチが多い感じがします。助かりますね。

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足場の良い道をすたすたと歩いていくと、ここでまた分かれ道。看板に従って左に折れます。

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ここからが本番?登りがキツくなる

このあたりから階段が増え、急に傾斜がキツくなってきました。まさにここからが二上山登頂の本番といったところでしょうか。

ところどころにあるベンチで休憩しながら、一歩ずつ登っていきます。

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標高が上がってきたこともあってか、木々の間からチラリとこんな景色も。方角的には奈良方面かな?このあたりが二上山・雄岳の6合目になります。

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こんな鉄製の階段も。標高を一気に稼ぎます。

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二上山は紅葉にはまだ早いのかなという感じでしたが、ところどころ葉の色づいているところもありました。あと1~2週間というところでしょうか。

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その後は比較的緩やかな山道を歩いていき、大津皇子のお墓の前を通り過ぎると雄岳山頂に到着です。

Twitterにも書いてますが、雄岳山頂は二上山の最高地点であることは間違いないのですが、眺望はゼロです。

というわけで、雄岳山頂を早々にあとにして大半のハイカーは眺望の良い雌岳山頂の広場を目指します。私もご多分にもれず、というわけです。

ちなみにこの日の山頂の気温は12℃前後でした。

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馬の背から雌岳山頂を目指す。いざ絶景ランチ

雌岳へは馬の背と呼ばれる地点を経由して向かいます。雄岳から馬の背へは一旦下りが続きます。

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ここが馬の背。休憩できる広場になっていてベンチやトイレがあります。雄岳・雌岳・ダイトレ方面への分岐点であります。

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休憩を済ませたらいよいよ雌岳山頂へ。左奥の階段でひたすら登っていきます。傾斜はキツめ。ラストスパートです。

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階段を必死で登り切ると、雌竹山頂の広場に到着!今日は天候も良く、家族連れやカップルなどたくさんのお客さんで賑わっていました。

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大阪側・奈良側ともに見渡せる絶好のロケーションで、皆が思い思いに景色を楽しんでいましたね。

さて、山頂に着いたらお楽しみのお昼ごはんです!

この日はお湯を沸かしてカルディのブルーマウンテンコーヒーを作り、「リトルマーメイド」で買ってきたカレーパンとドーナツをいただきました。

美味い。地上で食べる3倍は確実に美味い。

食事を終えて片付けながら休憩していると、目の前にワンちゃんが。実は犬が苦手な私なのですが、大人しそうで可愛かったので思い切って飼い主さんに話しかけてみました。

二上山は時々いらっしゃるらしく、「この子(犬)に引っ張ってもらってます(笑)」とのこと。本当に大人しいいい子で、許可を頂いて写真も取らせていただきました。

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アトムくん。

帰りは岩屋峠~祐泉寺~傘堂ルートで當麻寺駅へ

しっかり休憩も取りひととおり写真も取り終えたところで、帰路につくことにしました。

一旦馬の背に戻ってダイトレ分岐方面に進み、岩屋峠方面から下っていくルートを選びました。写真の右奥の方向です。

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舗装路を下っていくと、分岐に出ます。ここを左に曲がって、岩屋峠方面へ。

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しばらく下っていくと、また分岐。三叉路のため迷わないように気をつけてください。正解は左奥の道。ちょっとした冒険みたいでワクワクする道ですね。

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行きとは違いなんだか暗く鬱蒼とした道が続きます。これはこれで探検っぽくて好きなんですが、日が射しにくいためか足元のぬかるんだ道も多いので気をつけましょう。

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湧き水で休憩。

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流水の写真ってうまく撮れない…要練習ですね。

沢に沿ってひたすら下っていきます。こういう橋すき。

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しばらく歩くと祐泉寺に到着。今日は入りませんがいい雰囲気のお寺ですね。またあらためて。

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このあたりで登山道は終了、という感じでしょうか。あとは遊歩道といった感じの道を當麻寺方面へ歩いていくだけです。

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道沿いにはヘラブナの管理釣り場も。元々釣り好きなんですが登山にハマってから全然行けてないんですよね…身体が2つほしい…

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あとは公園のようなところを歩いて古墳を撮ってみたり、花に留まってる虫を撮ってみたりしながら當麻寺に向かって散策しました。

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公園を抜けるとあとは住宅街。當麻寺の北門前を左に曲がり、国道165号の當麻寺の交差点をまっすぐ突っ切ると近鉄當麻寺駅に到着です。

近鉄で阿部野橋方面行きに乗って帰宅。お疲れ様でした。

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まとめ

今回も絶好の山日和!最近の週末は天候に恵まれることが多くてありがたいですね。

二上山は標高低めだから楽勝だろうと高をくくっていましたが、なかなかどうしてしっかりしたトレッキングの楽しめるいい山でした。

今回の一番の収穫は、前回の反省を踏まえてワンちゃんと飼い主さんにちゃんと声をかけられたことですね。笑

yamasakana.com

さて次はどうしようか…温泉好きの僕としては、モンベルの店員さんにおすすめされた六甲山から有馬に抜けるルートが魅力的なんですよねぇ…。まぁ焦ることでもないので、じっくり考えてみたいと思います。

ご意見・アドバイスなどあればコメントやTwitterで頂けるとうれしいです。

使用したカメラ機材

ヤマレコログ

www.yamareco.com

 

【登山ルート解説】3度目の登山は大和葛城山!天狗谷道〜山頂〜水越峠ルート

金剛山→岩湧山と南大阪のメジャー山岳をヒイヒイ言いながら登り、すっかり登山の虜になりつつある私。

もちろんこの2つの山も色々なルートや季節によって様々な顔があり、極めたなどとは口が裂けても言えない奥が深い山なのですが、初心者としてはやっぱり新しい山にどんどん登りたい!

となれば、次は大和葛城山しかないだろうということで登ってまいりました。

新しいカメラのデビュー戦

今回は新しい撮影機材のデビュー戦でもあります。オリンパスのOM-D E-M5 MarkⅢとうカメラと、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROというレンズの組み合わせ。

今をときめくフルサイズ機であるαシリーズからなぜマイクロフォーサーズのこのカメラに買い替えたのかについては、後日別の記事にまとめてみようと思っています。

この日一日使ってみた結論から言うと、本当に買ってよかったです。今の自分にピッタリのカメラが選べたなと思いました。

この記事に出てくる写真は全てこのカメラで撮りましたので、ご参考までに。なお加工はしておらず、全ていわゆる「jpeg撮って出し」の写真です。

近鉄・富田林駅からバスで葛城登山口へ

さて、大和葛城山に出発です。近鉄南大阪線で富田林駅に向かい、金剛バスの千早線「葛城登山口・水越峠行き」に乗り換えて葛城登山口で下車、ということになります。

今回は葛城登山口バス停近くから始まる天狗谷道ルートを使って登ることにしました。

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富田林駅東側ロータリーの2番乗り場。「千早ロープウェイ」行きに乗らないよう注意

30分ほどバスに揺られていると、葛城登山口に到着。

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葛城登山口バス停

バスを降りたらバスが進んできた方向から逆側に一旦戻り、「青崩」という看板のところから山道の入り口に入っていきます。

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青崩の看板が目印。

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登山スタート。

しばらくは足場が良く傾斜も緩やかな道が続きます。金剛山・岩湧山に比べるとかなり穏やかなスタートで、これは初心者向きかも…と思わせてくれます。

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こんな感じのゆるい登りが続く

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スギですかね。綺麗です。

こんな感じで周りを見渡す余裕もありつつゆったり歩いていました。

突然の沢

すると目の前に突然ちょっとした沢が現れました。水量は全然大したことないけど、どこを通っていいのかわからない…

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ちょうどベテランさんっぽい方が後ろから追いついてきたので、写真を撮っているふりをして道を譲って先に行っていただき、その人の通ったルートを参考にすることにしました。笑

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慣れておられるようでスイスイと進む。かっこいい

やはり経験者の方なのか、足の置けそうな石を見つけてひょいひょいと渡っていき、足場を登っていかれました。

ちょっとズルいようですが、真似をして進んでいくとなんとか同じように進んでいくことができました。そういえば「先達はあらまほしきことなり」と徒然草にも書いておりました。

このレベルの山だからこれで済んでいるものの、もっとレベルの高い山ともなればそうはいかないわけですから、(少なくとも今の時点で)単独行で登れる山というのは限られているなぁと思います。

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ちょっとした鎖場も。アスレチックっぽくて楽しい

沢沿いのゴツゴツした足場の多い場所を通り過ぎると、今度は丸太階段でグイグイと登っていくゾーンに入りました。

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なかなかの角度。一歩ずつ確実に

足元にも美しい風景はある

転ばないように気を使う沢沿いの岩場を越え、階段をコツコツ登っていると周りを見渡す余裕も出てきました。

山を歩いていると木々の美しさや木漏れ日なんかに目が行きがちなんですけど、実は足元のちょっとしたものにも山ならではのキレイな風景は隠れているんですよね。

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苔って綺麗ですね。お気に入りの一枚。

今日持っていったM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROというレンズは、実は対象物にすごく寄って撮れるという特徴がありまして。

今回は登山なので自然物ばかりですが、レストランの美味しそうな料理やカフェのスイーツをきれいに撮るのにも使いやすいレンズなんですよ。

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高山植物の多い山なんかは歩いてて楽しいでしょうね。撮ってばかりで全然前に進まないような気がします。笑

関西で高山植物といえば伊吹山が有名だそうなので、ぜひ行ってみたい山ですね。もうすぐ冬山になってしまうから、しっかり経験を積んで来年の春あたりかな?

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しかしこうやって撮った写真を振り返っていると、すごくいい描写をしてくれるレンズだなと感じました。これからも旅の思い出を綺麗に残してくれる、いい相棒になりそうです。

いよいよ山頂に到着!

階段でグイグイと標高を稼ぐゾーンを乗り越えると、次は杉林の中を抜けていくちょっと広い道に出ます。

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しばらくこういう感じの場所が続きます。山頂まではもうちょっとのはず!だいぶ足に来てますが、一歩一歩踏みしめながら登っていきます。

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杉林を抜けると道標が。ここが弘川寺ルートとの合流点のようですね。あちらのルートはどんな風景が広がってるんでしょうか。またあらためて登ってみたいですね。

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あとは整備された砂利道を進むだけ。息を整えながら、山頂の景色に心を馳せます。

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自販機を見るとホッとします

自販機のある小屋を過ぎたあたりからは完全に遊歩道。

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脇道にある階段を登ります。

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一面のススキ原の間を縫ってさらに登っていきます。

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ついに山頂に到着!きれいな青空!最高にすがすがしい日でした。

人は思ったよりは多くなかったかなぁ…ロープウェイもあるし絶好の登山日和だし、もうちょっと混んでるかなと予想してたんですが。

山頂からの景色はやっぱり最高。カップ麺も最高。

金剛山・岩湧山でもそうでしたが、やっぱり山頂から見る景色は本当に感動しますね。汗をかき、足をパンパンにしながら登ってきた甲斐があったなぁと思わせてくれます。

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大阪平野を一望。この日は神戸方面まで見えました

ひととおり絶景を堪能したあとは、お待ちかねのランチタイムです。前回の悲劇を繰り返すことだけは避けるべく、今回はちゃんとカトラリーセットを持参しました。

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今日のランチは「どん兵衛 ブタにんにく醤油」。運動したあとだからちょっとぐらい油っこくても許されるだろう精神。誰が許さなくても俺が許す!

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調理風景。

湯沸かしに使っているのはSOTOのST-310というシングルバーナーなんですが、強風で火が消えないようにするための風防は、実はダイソーで調達しています。こちらの記事にまとめてありますので参考にしてみてください。

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アウトドアで食べるカップ麺って3倍増しぐらいで美味しいですよね。なんの効果なんでしょうね。空気なのか、汗かいて塩分足りてないからなのか…ほんと不思議です。

ちゃんと汁まで飲み干して、ごちそうさまでした。僕が言うことでもないですけど、ちゃんとゴミは家まで持ち帰りましょう。山はみんなできれいに楽しみたいですよね。

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お腹も膨れたので少し山頂付近を散策してから下山することにしました。バスの時間調整も兼ねてですね。

奈良向きのテラスからは奈良盆地が一望できました。こちらの景色も大阪側に負けず劣らずの美しさ。

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ススキの大草原も堪能しておきました。

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ひとしきり散策したところで、バスの時間も考えて下山の途につくことに。登りと同じ天狗谷道ルートではなく、せっかくなので水越峠に下りるルートを選びました。

【下山】水越峠ルートは角度がキツめ?初心者にはしんどいかも

山頂で少し時間を取りすぎたため、写真撮影は少なめでサクサクと下りていったんですが、背が高く角度のキツい階段が多い感覚がありました。これ登りだったらかなりしんどかっただろうなぁと思います。

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山頂付近はこんな景色がチラリと見えたり

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フラットで歩きやすい道も多いんですけどね

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ちょっと心折れそう

ちょっとした鎖場があったり沢登りのあった天狗谷道ルートと比べると、全体的に寂しげな道が多いかなと思います。淡々と山道をのぼっていきたい、そんなストイックな人にはおすすめしたい。僕は天狗谷道のほうが好き。

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そんな道をひたすらスタスタと降りていくと、ちょっとした小川沿いの平坦ルートに出ました。川と言っても行きの天狗谷道で見た沢のようなものではなく、用水路といった感じ。

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こんな道を少し歩いていくと水越峠側の登山道入り口に無事到着。

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ちなみに水越峠のバス停に向かうには、通行止めになっている祈りの滝方面を背にしてまっすぐ舗装路を下っていくだけ。

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水越橋を渡ったところがバス停。

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やってきた富田林駅行きのバスに乗り込み帰路につきました。お疲れ様でした。

あまり電車やバスで寝られないほうなんですが、この日は富田林駅まで気持ちよく爆睡してしまいました。やっぱり疲れていたんでしょうね。

駅の自販機でセブンティーンアイスを食べて少し回復してから電車に乗って帰りました。

まとめ

3回目の登山も天候に恵まれ、楽しい思い出ばかりの楽しい一日にすることができました。

天狗谷道ルートはちょっとしたアスレチック感もあり、登山してる感があってなかなか楽しかったですね。登るという意味では金剛山・岩湧山のときより楽しかったかも。ただ、今回いちばんの後悔がこれ。

迷惑になってたかもしれないし無理にお願いできることでもないのだけど、黒柴好きとしてはお断りされたとしても声だけはかけてみればよかったと後悔…。次に同じような機会があったら頑張ってみよう。

さて、次の山行はどうしましょうか。まだまだ南大阪を攻めるか、六甲・須磨アルプスあたりに行ってみるか…考えるのも楽しみですね。

おすすめがあったらコメントやTwitterでリプライ頂けると嬉しいです。

【服装編】登山初心者のおすすめ商品5選。やっぱりモンベルが好き。

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まだ秋の低山を2度登っただけの登山初心者ということで、レインウェアなどの装備は釣り用など他の趣味で使っているものを流用していることも多く、少しずつ専門用品を整えていっています。

今後どの部位から強化していくべきか、いまの状態を部位ごとに振り返りながら、次に買い替えたいものを整理していきたいと思います。

ちなみにいまの登山用装備はこんな感じ。少しずつイイものに買い替えていく感じがドラクエに似てますよね。

モンベル フィッシングハット

釣りで使っているハットを流用。

今のところ木々の多い山を登ることが多くてあまり必要性を感じてないんですが、防寒対策になるし不意の落下物に対する安全対策にもなるのでザックには入れていってます。

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釣り用とはいえモンベル製だし、あまり買い替えの必要性は感じてないかな。今のより機能的でかっこいいやつを見つけたら考えるかもってレベルですね。

本当はキャップを被りたいんですけど絶望的に似合わないんですよねぇ…メガネと合わないのか?

ユニクロ ブロックテックパーカ

無難ですかね。登山の専門用品じゃないけど秋の低山なら重ね着でなんとかなるかなと思って着ています。

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とはいえ保温性や快適性を考えたときに一番買い替えたいのがこの上半身のウェア。いまの最有力候補はモンベルのサンダーパスジャケット。

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ゴアテックスでこそないですが、モンベル独自の防水透湿性素材ドライテックを使用。

僕のようなエントリーユーザーからハードユーザーまで幅広く使っていけるジャケットです。見た目もかっこいいし好印象ですね。

ブロックテックパーカはレインウェアとしては少し弱いので普段使いに回して、登山やアウトドアではサンダーパスをメインに据えようかなと思っています。

ワークマン ウォームクライミングパンツ

適当なトレッキングパンツがなくて探しに行ったワークマンで見つけたのがこちら。

workman.jp

シルエットは細身でかっこよく、内側もウォーム素材で暖かい。公式によれば真夏以外の3シーズンは対応可能とのこと。

ストレッチ素材で動きやすいしポケットも多くて助かります。これが1900円はかなり破格。

いちおう撥水加工はされていますが雨用ではないので、レインウェアは別に買っておいたほうがいいですね。候補としては上半身と同じくサンダーパスのパンツです。

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上下セットで揃えても¥17,000ってところで、性能と比べれば安価かなと。

ただワークマンのクライミングパンツ自体は気に入っているので、しばらくは使い続けるつもりでいます。

モンベル ワオナブーツ

初めての登山となった金剛山ではスニーカーで登頂した僕ですが、先日の岩湧山ではモンベルのワオナブーツを購入して履いていきました。

金剛山に比べて足場の悪い場所が多く、結果的にきちんとした登山靴を履いていてよかったと思いましたし、その大切さを痛感しました。

webshop.montbell.jp

モンベルのスタッフさんは大変親身になって対応をしてくださり、僕のやりたいこと(関西の低山からゆくゆくは富士山へ)に対応したブーツを時間をかけて提案してくれました。

見た目はラップランドストライダーが好みで、これを買おうかなと試着してみたんですが、残念ながら甲高・偏平足の自分にはキツくて合いませんでした。

そこで試着したのがワオナブーツ。履いてみたら自分の足にピッタリでとても動きやすかった。

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店員さんによると「初めからワオナブーツのほうがお客様の足に合うのはわかっていたけれど、好きな見た目のシューズを履くことも長く登山を楽しむには大切なこと。だから、見立てが外れてうまく足に合えばいいな…と思って先にラップランドストライダーを履いていただいたんです。」とのこと。

なんて素晴らしい接客なんでしょうか。感動してしまいました。

その場で「ワオナブーツを買います!」とお伝えして、登山用のソックスと一緒にお会計してもらいました。

さらに勢いでモンベルクラブにも入会しました。

webshop.montbell.jp

まだ1度しか履いてないけれど、とっても気に入っているシューズです。長く相棒として付き合っていきたいですね。

G-STEEL GST-W310-1AJF

仕事でもプライベートでもずっと身につけてきた相棒です。

さすがにG-SHOCKはスーツに着けていけないだろうと思っていたんですが、意外にマッチするので平日も週末もずっと身に着けています。

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もちろんG-SHOCKの代名詞である堅牢性・防水性は確保されていますので、アウトドア・登山にも最適な腕時計です。

20気圧防水まで保証されており、運動で汗を書いたあとはシャワーを浴びながら一緒にバシャバシャ洗っています。

電波ソーラーで時刻合わせや電池の心配もないしストレスフリー。

個人的にはアウトドアにG-SHOCKは欠かせないアイテムです。これもあんまり買い換えるつもりも必要性も感じないかな?

まとめ

こうやって一つ一つ挙げていくと気に入ってる部分や足りてないところがわかっていいですね。

この中だと上半身と下半身のレインウェアが一番の課題だと思います。

ワークマンのクライミングパンツは値段の割に見た目も機能性もあってなかなか気に入っていて、しばらくこれでもいいかな~なんて思っています。

逆にブロックテックパーカはちょっと物足りないので、モンベルあたりで専門品を買ってしまおうかな。

登山は冒険と考えれば、ドラクエの勇者みたいにいい装備を揃えていくのは命を守るためにも大切なことなんですよね。

自分への投資と考えて、かけるべきところにはちゃんとお金をかけていきたいなと思いました。

 

※ギア編も書きました。

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【登山ルート解説】紀見峠から岩湧山のススキ原へ。モンベルのワオナブーツが救世主に!

金剛山で初めての登山を満喫したわけですが、すっかりクセになったのでさっそく次の山に登ってみることにしました。今回は紀見峠~岩湧山~滝畑ダムというルートです。

今回の装備

前回の装備から変わったところはトレッキングシューズです。

もともと両足首に古傷を抱えており、ケガ防止のためにも真っ先にお金をかけるのはここだろうと。

選んだのはモンベルのワオナブーツ。

店員さんのアドバイスももらい、納得したうえで購入しました。ミドルカットで足首もしっかりカバーしてくれて安心。

南海高野線・紀見峠駅からスタート

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自分が南海沿線民であり、また登山口が比較的駅から近いこともこのルートを選んだ理由。

平日ということもあって電車はガラガラ。紀見峠駅で降りたのも3人ぐらいだったかな。

途中少し道を間違えて住宅街に迷い込みましたが、なんとか登山口らしきところに辿り着きました。

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ここから岩湧山に向かってひたすら歩いていきます。道中はこういった道標があちこちにあるので安心して進むことができました。

山間の道を登ったり下ったりしながら歩いていくと、ボ谷の池という場所に着きました。ベンチでひとやすみ。

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しかしここからがキツかった。

次の目的地は三合目になるんですが、初心者にはキツい急登がけっこう続きます。ヒーヒー言いながら一歩一歩進みました。

ここまで見事に誰ともすれ違わなかったんですが、このあたりでベテラン風のおじさんとようやくご挨拶。

先週金剛山に初めて登った話をすると「こっち(岩湧山)のほうがしんどいよ」とのこと。マジですか…まだ先長いんですけど…

ゆっくりながら前に進んでいき、ようやく3合目に到着。

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お昼ごはんはビスコになりました

ちょうど良い時間でもあったので、バーナーでお湯を沸かしてカップ麺でも食べようとリュックから取り出しました。

ここでとんでもないことに気づきます。箸がない。

なんて初歩的なミス。その辺に落ちてる小枝で食べることも頭をよぎりましたがさすがにそれはちょっと…

というわけで、おやつ兼携行食として用意していたビスコをもしゃもしゃ食べました。

歩いて登って最高にお腹が空いていた自分にとって、人生で一番美味しかったビスコだったかもしれません。

ありがとうビスコ。ありがとう江崎グリコ。

沸かすために持ってきていたミネラルウォーターは水分補給用に回すことにして、先を急ぐことにしました。

ススキの間から見える大阪平野の絶景

三合目を過ぎて根古峰~五ツ辻を過ぎたあたりからは登りも緩やかになり、サクサクと歩いていけるようになりました。

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途中の湧き水で喉を潤しつつ、あとは山頂を目指すのみ。RPGで湧き水飲んで体力回復する理由がわかった気がする。

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そしてようやく、一面のススキ原が突然姿を表しました。この広場に山頂付近で唯一のトイレがあります。早めに済ませておきましょうね。

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階段をコツコツ登っていくと、一気に視界が開けて大阪平野を一望できる山頂に到着。この日は曇り予報だったんですがこの時間には晴れ間もあって、空気も澄んでいたのか神戸方面まできれいに見渡すことができました。

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めちゃくちゃ疲れたけど、本当に頑張ってよかった。疲れが吹っ飛ぶ瞬間でした。まだ登山2回目ですけど、この開放感がクセになるのかもしれません。

帰りのバスの時間もあるため、写真もそこそこに下山ルートへ。滝畑側に下りていくルートは写真あまり撮れてないんですが、結構石がゴロゴロしていて歩きにくかったですね。

下山中、トレッキングシューズに救われる

そんな足場の道を慎重に下りて行く最中、やはり疲れも溜まっていたようでこぶし大の石に足を取られてしまい転倒。

思いっきり転んだわけではないので怪我はまったくなかったんですが、スニーカーみたいな普通の靴なら確実に足首を捻っていただろうなと。

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つくづく今日のためにトレッキングシューズを買っておいてよかったと思った瞬間でした。疲労で足元がおろそかになるタイミングこそ真価を発揮してくれるんだなと実感しましたね。

これ以外の場面でも、踏ん張りが効くというのはこんなに歩きやすいのかと驚かされました。モンベル様様ですね。イイものは高い。はいご一緒に。

無事下山、滝畑ダムから南海バスで帰路へ

そんなこともありながらひたすら下っていくとようやく滝畑側の登山口に出てくることができました。

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自分、山頂にに着いたときももちろん気持ちいいんですけど、無事に下山しきったときも最高に好きなんですよ。これ変なんですかね?「よっしゃ!やり切った!俺えらい!」ってガッツポーズするぐらいなんですが…

ああ、これだけ登ったり下ったりしながら歩き切ったんだな~と思うと感慨深いものがあります。

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このあと、滝畑ダムのバス停から南海バスで河内長野駅に戻り、南海高野線で帰路につきました。

この日の晩ごはんは美味しかったなぁ。なにせビスコしか食べてないですからね。さすがにお腹空きました。

人生2回目の登山も無事に楽しむことができました。

今回のまとめは下のツイートが全てですね。特に食事に関してはケトルと一緒にカトラリーセットも常に携帯しようと思いました。笑

※後日カトラリーセット買いました